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勝負論 感想

勝負論 竹中平蔵を読んでみた。

書店でたまたま本書を見つけて思わず手に取ってしまった。

著書の竹中平蔵氏は言わずと知れた大経済学者。その竹中先生が勝負ということについて何を考えているのか興味深く読めた。

 

勝負の時に大切なこととして竹中先生が指摘しているのは以下のようなことだった。

・勝負の目的を常に意識する (勝負にするに値するかどうかの目線を忘れない)

・無駄な闘いを避ける

・視点を高く持ちタイミングを見極める (“バルコニーに駆け上がる”)

・戦うなら徹底的に勝利にこだわる

 

その他で参考になったのは以下のような部分。ちょっと抜き出してみる。

P28 シェアリングエコノミーの安全性を担保するのはビッグデータだという指摘

→シェアリングを勉強しているので、この視点に新しい気付きを得た次第

 

P58 (竹中さんが本当に優秀だと感じる人について) 問題の把握能力に長け、批判だけではなく新しいものを生み出す力があり、それを人に伝える能力がある人

→例として、高橋洋一さんなどが挙げられていた

 

P59あたり (物事を俯瞰する能力を普通の人がどうやって身につけたらいいかについて)

1.「自分の思考の幅はしょせん限られている」と認識し、いろんな人と会い、いろんな本を読み、いろんな考え方に触れること

脳への刺激をさらに高めるためには議論が最も効果的

2.「なぜ?」を突き詰めること

 

P65 (どうやって情報力を高めたらいいかという問いに対して)

役に立たない情報はいくら数を集めても意味がない。質の高い情報を集めるためにまず重要なことは質の高い情報源を見つけ出すこと

 

P73 (チャンスを引き寄せる努力の必要性を語って)

チャンスは待て。だが決して時は待つな。 チャンスは貯金できない。

 

P122 交渉や人心掌握のような勝負事になったとき、「手のうちを明かさない」ことのメリットもある

 

P136 (会議での勝負の仕方について) 会議がはじまる瞬間に会議の結末が見えるくらいでないと、準備万端とは言えない

 

P166 (これからの時代の勝負に必要なことは) →グローバルなマインドセット(許容する・グローバルな課題に関心を持つ)を持つ

 

全体として、著者が閣僚を務めていた小泉内閣の話題が面白かった。小泉内閣時代の小泉首相の勝負勘(例えば、小泉さんがどのような感覚で、郵政民営化を切り出したのか、それがいかに考えられたタイミングであったのか)のようなものだとか、日曜の夜に行われていた裏・経済諮問会議の話など、興味深いエピソードが多数出てきた。

竹中氏が単なる経済の専門家であるだけではなく、実務での活動も活発に行い、広い視野と高い視座で日本を動かす働きを続けている人であるということで、単なる机上の空論ではない、リアル感と説得性がある話が多く、非常に学ぶところが多かった。自分が今後人生でどういう風に勝負をしてゆくか、考えるきっかけも与えられたと思う。

やはり平蔵先生は定期的にフォローしておかなければ、、、

勝負論 (ワニブックスPLUS新書)

勝負論 (ワニブックスPLUS新書)

  • 作者:竹中 平蔵
  • 出版社:ワニブックス
  • 発売日: 2017-02-08
目次:
第1章 勝負の目的を意識せよ 第2章 勝つためにバルコニーに駆け上がれ 第3章 勝負のタイミングを見極めろ 第4章 ゴールから逆算した戦術を練れ 第5章 チームで勝負するときの秘訣 第6章 勝負に必要な心構え 第7章 これからの時代の勝負に必要なこと

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