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カーネギ 『話し方入門』感想

カーネギ 『話し方入門』を読んでみた。

この頃、古典的な本を何冊か読み直しております。

先日読んだカーネギ 『話し方入門』(創元社)もその一つ。

やはり、昔から生き残っているだけあって、心に残るような言葉、エピソードが多くあります。 職場環境が変わったりと、仕事で、非常に大変かつ大切な時期を迎えており、 そんな自分の心にとっては非常に有難いものです。 話は外れますが、こういった古典的な名著は、やはり今でも根強い人気があるようで、 検索エンジン等でもかなり検索されているようです。 情報過多で、どんな本に触れたらいいのか分からなくなりがちなこの時代、 こうした古典的な書物の価値が見直されてきているあらわれでしょうか。 言わずもがなですが、カーネギは『人を動かす』という本で有名な自己啓発の大家で、 この本はその人が書いた、人の前でいかにしゃべるか(パブリックスピーキング)についての本です。 話すって、ビジネス上本当に大切なことで、それをいかに磨いていくのか、というのはビジネスマンにとっては 大きな課題だと思います。 至極当たり前のことですが、仕事の各場面で、うまく話さなければならない場面に遭遇します。 ・会議で全体の前で話す ・お客さんの前でプレゼンする ・お客さんと向き合って商品説明する ・同僚同士で仕事の進め方を相談する ・上司に仕事の経過を報告する いずれも、その話し方で成否が決まると言っても過言ではないと思います(例えば、上司は 方向の仕方で部下の力量を推し量る、と言います。)。 かく言う私も、元来の無口(高倉 健が理想でした 笑)がたたって、客先や同僚を前にして話し方で 失敗した例が数多くあり、少しでも欠点を改善していくために、と手に取ったのがこの本でした。 まず、この本を読んで最初に感じることができるのは、”安心感”ということだと思います。 「自分だけが特別にできないのだという無意味な劣等感はお捨てなさい。後年、名演説家と うたわれた人たちでさえ、最初は目の前が真暗になるような恐怖感と自意識に悩まされていたのです。」(p7) 天才的に生まれつき話がうまい人は別として、人前で話すことが苦手な人というのは多く(そういった人が カーネギのパブリックスピーキングコースに集まってきたということもあるのでしょうが、)、その多くが練習によって それを克服し、最後には人前で話すことが大好きになった、といったような例が非常に多くある、ということです。 非常に深い本であり、端的にまとめることはなかなか難しいのですが、 全体として語られているのは、徹底的な下準備の重要性と心の問題だと思います。 そして出てくるエピソード、こまごまとした注意点等がそれぞれ、示唆にとんだものになっています。 また、話す内容はもちろん、ふるまいや動作を含めた「話し方」それ自体が、内容よりも大切な場合すらあり得る、 そういった部分に気づかせてくれる本です。 例えば、こんなアドバイスが書いてあります。 ・どんなにおおきな集会ででも、たった一人を相手にしゃべるつもりで話すこと。 (聴衆が期待しているのは”いつものしゃべり方”であること。) ・「スピーチに心を込める」ということ。 以上は、自然な話し方をするために考えておきたいことです。 自然な話し方の特徴として、カーネギは以下の4点を上げています。 1.重要な言葉を強調すること 2.言葉の調子を変えること 3.話し方のスピードを変えること 4.間のとり方 →沈黙の重要性 どれも大事なのだとは思いますが、特に4の沈黙の重要性ということは考えておきたい視点ですね。 営業等をしていると、沈黙を恐れて、なんとなくどーでもいい話をしてしまう、ということはありませんか?? カーネギは、日常会話でもある程度は意識しておいたほうが良いとアドバイスしています。 これ以外にも、いくつか引用していきたいこともありますが、今回はこの辺で。 いずれにせよ読めば読むほど味が出るいい本です。 一読の価値ありですよ。
目次 第1章 勇気と自信を養う 第2章 自信は周到な準備から 第3章 有名演説家はどのように準備したか 第4章 記憶力を増進する 第5章 スピーチの成功に欠かせないもの 第6章 上手な話し方の秘訣 第7章 話し手の態度と人柄 第8章 スピーチの始め方 第9章 スピーチの終わり方 第10章 わかりやすく話すには 第11章 聴衆に興味を起こさせる方法 第12章 言葉づかいを改善する
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2006年10月8日