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ビジョナリー・カンパニーを読む 時代に耐えて生き残る企業の秘密が分かる本

本日は世界中で読み継がれている「ビジョナリー・カンパニー(Visionary Company)」をご紹介いたします。この「ビジョナリー・カンパニー」は、マッキンゼー出身のジェームズ・C・コリンズと、GE出身のスタンフォード大学教授ジェリー・I・ポラスにより1994年に出版された書籍です。

未来へと時代を超えて生き続ける企業「ビジョンを持っている企業,未来志向の企業,先見的な企業」について書かれたビジネス本の神様といった書籍です。出版から20年以上たっていますが、いまだに人気が衰えないのは、書かれている内容が、まさに時代を超えてビジネスマンを惹きつける説得力があるからです。

成長企業のイメージ

この本は、全米主要企業のCEOに行ったアンケートによって、選出された企業18社の歴史を、6年間にわたり調査をして生み出されたレポートであり、アメリカン・エキスプレス、3M、ウォルト・ディズニーソニーボーイング、IBM、GE、P&G、ジョンソン・エンド・ジョンソン、マリオット等の18社が、ライバル企業と比較され、様々な視点より「真理」が紐解かれていきます。

その「真理」とは非常にシンプルなもので、技術力やカリスマ経営者の存在でもなく、お金では計りきれない「動機づけ」と言われています。また、ビジョナリーカンパニーとは、何か共通した正しい基本的な「モノ」や「価値」ではなく、その「価値観が社内に深く浸透して、貫き通されているかどうかが大切」であり、共通の「何かモノ」があるわけではないと書かれています。

簡単に要約すると、素晴らしいアイディアが必ずしも必要というわけなく、カリスマ経営者が必要でもなく、利益の最大化が目的でもなく、必要なのは指針と仕組み、つまり「確固たる基本理念」を持った企業がビジョナリーカンパニーであると書かれています。

「おいおい、ちょっと待てよ、基本理念とかってのは、会社経営者や経営層向けの書籍か?」という考えもあるか思いますが、この本は必ずしも「経営層だけに向けた書籍」ではなく、一般の社員でも知っておきたい重要な事が書かれている「非常にありがたい書籍」ではないかと思います。

例えば、ある企業の第2営業部の営業リーダーである貴方は、リーダーですから営業部員へ様々な指示を出します。でも、リーダーが長期の出張や、病気で長期入院した時など、リーダー不在でも、部下が「確固たる第2営業部の理念!」をもとに自発的に動いてほしいですよね?

リーダーがいなくちゃ動けない部署なんて嫌ですよね?

それとも「俺がいないと営業部は回らないからマジでダメだぜ、あぁ、優秀なリーダーってのも辛いぜホント」って思いますか?

むしろ各人員が「確固たる基本理念」を持って活動していきたいですよね?というような素晴らしい書籍なのです。

我々はついつい目の前の売上のことばかり考えてしまい、日々の忙しさに流されてしまいます。選ばれる会社として、時を超えて生き残る会社として、未来への種まきが必要です。その種まきはムダになるかもしれないが、失敗したら、また次に挑戦する事ができるのです。過去の成功に固執せず、あらゆる事に挑戦することが、未来的な視野を持った企業として、本当に大切なことなのだと考えさせられます。

そして最後に、日本企業では「ソニー」の名前が出てきます。ソニーの驚きの歴史も書かれていますのでぜひ読んでみて下さい。  @カイト

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初出: 2016年10月1日