本日はエリック・ハーヴェイさんが執筆された【「最高のリーダー」の秘訣はサンタに学べ】をご紹介いたします。
この書籍の舞台となるのは、北極にある「おもちゃ工場」で、この工場ではサンタクロースの他にトナカイやエルフなどが働いています。「たくさんのおもちゃ、わずかな時間」という貼り紙が工場には貼ってあり、今あるリソースを最大限に活用しなくてはならないと、会社のトップであるサンタクロースは語ります。
失敗談や成功事例を織り交ぜながら「教育・評価」、「仕事の使命・理念・働く意義」、「目標設定・リスクマネージメント」、「生き残るビジネスの真髄」などが語られていきます。
この書籍は合計10章から構成されており、巻末には各章の「まとめ」も記載されています。
私が特に気になったのは、第4章「サンタが愛される理由 優れたリーダーの条件」のページです。この章では「部下であるエルフ達から、上司であるサンタクロースへの手紙」という形式で話がすすみます。すべて引用すると長くなるため要点をまとめます。
・素晴らしい上司でいてくれてありがとう
・あなたは忙しいにもかかわらず、私たちを理解してくれています
・私達の仕事の大変さに理解してくれているのがわかります
・定期的に作業場へ来てくれるのを楽しみにしています
・足を止めて「調子はどう?」と話しかけてくれるのが嬉しい
・仕事だけじゃなく、私たちのことも大事なのだと考えてくれているのがわかります
・時々、私たちの隣に立って作業を手伝ってくれるのも嬉しいです
・「作業をもっとしやすくするために、私はどうしたらいいかね?」と言ってくれるのも嬉しい
・私たちと目線を合わせてくれて嬉しいです
大きくわけると上記のような手紙です。読んでいて、指示をするだけではなく、部下と一緒に考えて業務を拡大させていっているのだなと、いい上司だなぁ、こんなリーダーの部下だとモチベーション上がるなぁ~と素直に思いました。
もちろんこの他にも目から鱗な内容が続きます。「能力・素質を見抜く方法」や「10秒でやる気を引き出す方法」、「異常事態発生時の対処法」、「現場の社員を参加させる会議の必要性」、「問題のある人への正しい対応」など、非常に役立つ記載が多くあり、欧米で25万部のベストセラーというのも納得です。
街ではクリスマスソングが流れて、ロマンチックな雰囲気が出てきました。恋人や家族や友人とロマンチックな聖なる夜を楽しみましょう。そして、クリスマスの歌でトナカイは、「いつもみんなの笑い者」とありますが、歌のようにトナカイも活躍していく場面がありますので、その点もご安心ください。
最後は「まとめ」に載っている文章から気になった言葉をご紹介します。
「従業員たちにこうしてほしいと思う事があるならば、まずは自分が手本とならなくてはいけない。」
グッとくる書籍です! writer:カイト
目次:
第一章 世界最高の会社にようこそ
第二章 トナカイの採用面接
第三章 おもちゃ製造配達計画
第四章 サンタが愛される理由
第五章 ピンチを乗り切れ!
第六章 一生ものの贈り物
第七章 工場のリニューアル
第八章 お礼の手紙を分かち合う
第九章 『いい子』『悪い子』の扱い方
第十章 サンタが一番大事にしていること
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