35歳までに必ずやるべきことを読んでみた
近頃、アデコキャリアスタッフの社長だった重茂 達さんの「35歳までに必ずやるべきこと-運をつかむ人になれ」という本を読みました。 内容は書名の通り、重茂さんがご自身の経験から、ビジネスマンとして身につけておくべきことを、テーマ別に記したものです。
アデコといえば、外資系の人材派遣の会社としては、かなり規模の大きいところであり、そこの社長さんになるような方がどんな考えを持っているのか、書名とともに興味があり、購入しました。
こういう書物って、とかく著者にとって都合のいいこと(とくに格好の良いこと)しか書かれていない場合が、多いのは承知しているつもりです。それでも、少しでも自分の仕事のやり方にプラスがあれば、という感じで読んでみました。
全体の構成として、大見出しだけでも取り上げてみますと、
・能動的に生きる
・プラス思考を習慣にする
・最大限の努力とは
・自分との接し方
・人との接し方
・仕事への取り組み
・コミュニケーション上手になる
・ものの考え方
といったものになっています。特に”自分との接し方”の部分は、内面から成長していく、にはどうしたらいいか、そういったことを考える上で、非常に参考になると思います。
以下、今回心に残った箇所を要約して抜粋したいと思います。
p17
動けば、風が起きます。そうすると、新しい発想が生まれたり、思いがけないチャンスが巡ってくるものです。自分から動くというのは、何も表にあらわれた行動に限りません。考え方で風を起こすこともできます。
p21
嫌いな仕事でも取り組んでいると、ある瞬間に「楽しくなる」「好きになる」ことが必ずある。
p31
「給料安いよなあ」と思っているなら、、、、会社への貸しだと思って仕事をすればいい。貸しがあれば、リストラ等に怯える必要もなく、仕事がしやすくなる。
p33
仕事から逃げても逃げ切れないと覚悟が必要
p37
失敗した時必要なのは、反省(理性的に振り返る)であって後悔(感情的に振り返る)ではない
p40
人生には1つ絶対的ともいえる法則がある。「自分の思っているとおりの人間にしかなれない」
p42
マイナスの言葉は口にしないほうがいい。なぜなら人生というものは、その人が常日頃思っている通りになることが多いから。
p49
とんでもないピンチに遭遇し、それと悪戦苦闘して乗り切ったところに、大きな成功が待ち構えていた。ほとんどの成功物語とはそういうものです。
p51
仕事ができる人は、仕事を”つらい”と感じていないことが多い。そういう人になるには、ある時期仕事ととことん付き合ってみることが必要。
p59
より良い人生を送ろうと思ったら、言い訳だけはやめること
p64/65
誰でもできるような努力では駄目で、並外れた努力を本当の努力という。
p66
能力や資質よりも、徹底してやることくらい物事を成就させることはない。
p69
努力には継続が不可欠
(以下略)
こうやって抜き出していくと、きりが無いのですが、とにかく、基本的だけど大事にしたい、というような事項がちりばめられていて参考になりました。
運を呼び寄せるような状況をどう作るのか、それを考えるのには持ってこいの本です。何度も読み返してゆきたい本です。
35歳までに必ずやるべきこと
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