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虚構~堀江と私とライブドア 宮内亮治著を読む

ライブドア事件前、同社のNo2だった宮内さんの本、

虚構~堀江と私とライブドアを読んでみました。

事件のけじめとして書いた本だとのことですが、

当事者の口からライブドア事件とは何だったのかが

生々しく語られていて、非常に刺激的でした。

ホリエモンの時価総額世界一企業を作るという目標に

男のロマンをかけ、ライブドアを支えながら志半ばで逮捕された

彼の無念さが、にじみでてくる本です。

粉飾については認めながらも、ライブドアという企業が

持った意味、そこで働いていた仲間の有能さ、などには

強烈な自負が読み取れました。

マスコミの語るような”虚構”企業ではないライブドアを

一般の人にしっかりとわかってもらいたい、という

気持ちが伝わってきました。

全体として、ホリエモンの能力の高さ・経営者としての

力量を認めながらも、巨万の富を得て、徐々に会社の経営を

省みなくなったことへの無念さみたいなものが基調にありました。

個人的には、(学歴社会が壊れているとは言っても、)

商業高校を卒業した一介の税理士から、このような世の中を

いい意味でも悪い意味でも揺るがすような力を持った経済人に

なった筆者のたたき上げの強さみたいなものを感じました。

ホリエモンは全面否認、宮内さんをはじめほとんどの幹部は

罪を認めている中で、この本を読んでますますホリエモンの

いさぎ悪さを感じました。そのくらい真実味のある内容だったと思います。

 

※※

先日来梅田望夫さんの本を読んで、シリコンバレー型ベンチャーの

ダイナミズムみたいなものを学んだんですが、ライブドアという企業にも

また違った意味でのダイナミズムみたいなものがあったのではないか、

この本を読んでそんなことを感じました。

虚構~堀江と私とライブドア目次
第1章 ライブドア事件とは何だったのか
第2章 天才・堀江と私
第3章 狂いだした歯車
第4章 ライブドアを彩った面々
第5章 刑事被告人という立場
第6章 次のステージ

20181006追記
 ネット興亡記【3】オタクとスーツ族、ライブドア崩壊前夜  日経新聞の記事面白いですね。ライブドア事件当時、実は六本木ヒルズで働いていたので、強制捜査当日のことは非常に印象に残っています。宮内さん今はベトナムで再起してるんですね。さすがです。

次はこちらもどうぞ:生涯投資家 村上世彰 感想

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2007年9月10日