和田秀樹「東大に入る子」の作り方を読んでみた
和田秀樹
昔よく目にしていたこの名前。何だったかなと思って改めて考えていたのだが、「受験は要領」という受験ベストセラー本の著者の名前だった。東大医学部を出た精神科医で現在もご健在の様子。
東大を目指して勉強していた学生時代、結局は手が届かなかったのだが、この和田さんの「数学は暗記である」と言う説には大きな影響を受けた。
結局私は和田式勉強法を徹底できず、数学で失敗して東大に落ちた。
ただ、この和田さんの説は私は正しいと考えている。答えではなくやり方を覚えるということだ。
さて、同書「東大に入る子」の作り方はその和田さんによる幼少期の教え方の指南書である。サブタイトルは 5歳までは〝詰め込み〟が善。
実は我が家はお受験も経験し5歳も少し過ごしてしまったのだが、子供の教育について悩みもあり、いろいろ考えさせられた。
読んでいて特に印象に残ったのは
まず、
子供に自信を持たせることの大切さという部分
→自分自身を考えると親から「〇〇(私の名前)は算数ができないねー」というようなことを呪文のように聞かされて算数に苦手意識を持ってしまったということもあり、改めて親としてどうあるべきかを考えさせられた。
次に、
子供の”分からない”という言葉に対してしっかりと向き合へという部分
→ここは、時間がなかったり、親でも分からなかったりでなおざりになりがちなので戒めとして響いてきた
次に、
ご褒美で釣るのは問題ないという部分
→これは結構我が家もとってるやり方だけど、ご意見番からお墨付きを与えられたようで安心した。
最後に、
子供の観察結果をメモしてokリストを作るという部分
→普段スマホやパソコンに向かっていることが多く、意外と子供のことを見れていないこともあるし、記録をしっかり取ることの大切さというのはその通りなんだろうなと反省させられた。
全体的に子供に自信を持たせることの重要性とともに親自身も自信を持つことの大切さも語られていたのが印象的だった。
和田系のお母さんのエピソードなども興味深く読めた。
小さなお子さんをお持ちのお父さんお母さんにはぜひお勧めしたい一冊である。自分自身も何度も読み返したいと思う。
(追記)妻にも読んでもらいました。子供に自信を持たせることの大切さはその通りだろうとのこと。ただ、先取学習についてはどうかな??と話しておりました。
「東大に入る子」の作り方 5歳までは〝詰め込み〟が善 目次
第1章 教育も要領!親が変われば子も変わる
第2章 子供に自信をつけさせる方法
第3章 何をどこまでどう教えるか
第4章 飽きずに習慣化させる方法
約1年前に「東大に入る子」は5歳で決まる: "根拠ある自信"を育てる幼児教育という本も出していたのですね。
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Photo by pan xiaozhen on Unsplash