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成功はゴミ箱の中に レイ・ロック自伝 感想

ちょっと時間がかかりましたが、成功はゴミ箱の中に レイ・ロック自伝(プレジデント社)を読みました。

 


成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)


読後感としては、巷にある成功者の本とそんなに変わらない、というのが正直な印象でしたが、どうやってあのマクドナルドが作られたか、がよく分かって、面白かったです。

 

中でも、一番驚いたのは、筆者が、52歳からこのビジネスを始めたという事実ですね。

 

本の終わりの方で、解説を加えているユニクロの柳井さんもおっしゃってますが、52歳からこうしたビジネスをはじめようという考え方は、アメリカンドリームを生む、アメリカ社会の進取の気性がよく分かりますね。

 

 

人間何歳からでも再スタートできる、というような意味で非常に励みになります。

 

 

本書のそこそこにもあるのですが、レイロックに学ぶべきところは絶対成功させるという信念みたいなものの強さだと思います。

 

成功した起業家に共通して言えるのでしょうが、やり遂げる意思の強さが、成功に一番大切な要素なんですよね。。。

 

口で言うのは簡単ですが、なかなか信念と向き合って継続していくのは難しいことだと日々実感しています。「成功はゴミ箱の中に」という本書の題名ではないですが、

 

 そのくらい、骨の髄にまでいきわたるぐらい強い意志を持つ、そんな状況を日々継続できるようにしたいとあらためて頭に刻み込んでおります。

 

 

そして、チャンスを逃さない、ということも大事な要素なんですね。これについては、この本の第一章で、レイロック自身が述べていることです(ユニクロの柳井さんは、「成功者とは、失敗を体験して、それでいて楽観的に前進できる人」p362と語っています。)。

 

さて、実は私は大学の3・4年次に約8ヶ月ぐらい、マクドナルドでアルバイトをした経験があります。

 

大学で準硬式野球という部活に所属していたため、それまでのバイトは時間に融通が効く塾の先生や家庭教師のようなものだけ、社会人になる前に一度毛色の違うバイトもしておきたい、などと考えたのがおおよそのきっかけでした(その他色んな思惑もありましたが、、、)。

 

そこで、実際ハンバーグを作ってみて、実際の作り方から、給料体系、昼の忙しい時間の人の配置、徹底した在庫管理等々、マニュアルとは言え、そのオペレーションのしっかりしたさまに、「こういうものなのかー」とちょっと大げさに言えば感動した経験がありました。

 

 この本は、その経験があるだけに一層興味深く読めました。フライドポテトは最初どう作られていたのか、ハンバーガーに使われるパン(たしか”バンズ”)は?、店舗の立地は?、他の店舗との関係は?そんなことです。

 

 さて、レイロックという人ですが、ビジネスのすすめ方等には好感が持てましたが、私生活は???と思ったのは私だけでしょうか?2度の離婚は、本文からは結構勝手な風にも思えました。

 お金で解決しているような、、、

 

 

ユニクロの柳井さんは、レイロックについて、「わざと悪人づらする」というようなことを述べていますが、私は、ビジネスをやりつつ家庭を犠牲にするのではなく、両立できるように頑張りたい、と思いました。

 

この本ですが、巻末にあるソフトバンクの孫さんとユニクロの柳井さんの対談、

 

 その後のユニクロの柳井さんの解説は秀逸です。

 

たとえば、孫さんがまだ高校を中退して、アメリカに行って夏休みに日本に帰ってきた時に、『ユダヤの商法』を書いたマクドナルド日本法人前会長の藤田田さんに無理やりアポを取った話や、ユニクロの柳井さんが失敗(海外展開・野菜販売)をどう捉え、今後に生かそうとしているか、といった話は非常に参考になります。

 

藤田 田
起業戦争の極意―ユダヤの商法

 

ここだけでも、読み返す価値のある本だと思いました。

 

 長いですが、意外とすらすら読める本です。また、ゆっくりと読み返してみたいと思います。最後に、この本の最後の方に出てくるレイ・ロックの言葉を(p321)。

 

やり遂げろ-この世界で継続ほど価値のあるものはない。才能は違う-才能があっても失敗している人はたくさんいる。

 

天才も違う-恵まれなかった天才は、ことわざになるほどこの世にいる。

 

教育も違う。-世界には教育を受けた落伍者があふれている。信念と継続だけが全能である。