ホリエモンが作った会社、オンザエッジの技術責任者として、また書評ブロガーとしても一世を風靡した小飼 弾さんの本、本を遊ぶを読んでみた。サブタイトルは働くほど負ける時代の読書術。
全体を通じて、本を読むことで、いかに頭を鍛えて、新しい時代に通用する自分を作るか、その方法が説かれている。
博覧強記の大天才小飼さん読書論はかなり参考になった。
・本に実利を求めすぎるな
*特にどの本が今後自分に役に立つかは、その時点では誰にも分からないはずであり、ある程度幅広いジャンルを読むべき、という指摘が心に響いた
・本を読めば自分が読める
・本は批判的に読む
・本の面白さの見分け方
・伝記こそ真の自己啓発本である
等々、どうやって本を読んでいくか、どんな本を読めばいいのか、先逹のアドバイスが満載だった。
本日の一文:P243
大切なのは、自分で自分の脳みそを耕す習慣を身につけるということです。
本を活用しながら自分の脳を鍛える。ロボットやAIの活用が本格化する時代にどうやって自分を作ってゆくか、まだまだ修練が必要だなーと改めて思わされた。それにしてもベーシックインカムの話でよく出てくるような「働くほど負ける時代」が私の生きている間に到来するのだろうか。その時人間は何をやっているのだろうか。この本をきっかけに今後考えてみたいと思った次第。
折に触れて読み返したい一冊だ。
●本を遊ぶ目次
1.読書で新しい自分はつくれる
2.変化の時代何をどう読むか
3.批判的読書で頭を鍛える
4.「偏見」を買われる人材になろう
5.アウトプットで本を血肉にする
6.本当の教養は人生を豊かにする