テレアポをする際には、大まかにどんなことを話すかトークスクリプトを用意しておきたいところです。
最初はそのトークスクリプトをゆっくり読み上げるのでもいいと思います。
そこから徐々に慣れていって、トークスクリプトを見ずに話せるようにしたり、お客さんの反応でトークスクリプトを変えたりすることでブラッシュアップすることが大切だと思います。
(なお、そのブラッシュアップの段階で心が折れないように、少し気持ちを強く持って取り組む必要があると思います。)
今日はその初期に用意するべきトークスクリプトの基本形を書いておこうと思います。
(基本構成)
挨拶
受付突破
部門受付突破
挨拶・目的の説明
商品サービスのご案内
アポイントのお願い
切り返し・キラートーク
クロージング
※いつも目標達成率している人のテレアポ術 富田直人著より抜粋
この基本形をもとに、トークスクリプト例を書いてみます。業界や商材に合わせてカスタマイズして使ってもらえれば幸いです。
ポイントは、テレアポでは商材の細かいところの説明は避け、お客さんにとってのメリットを簡潔に伝え、アポを取ることに集中するということです。
それでは早速トークスクリプトです。
昔私が少し携わっていたスマートフォン広告の代理店という設定で書いてみます。
(受付向け)
お世話になっております。
〇〇株式会社の山本と申します。
弊社はGoogleやYahoo!などのスマートフォンサイトにに掲載するネット広告の代理店をさせていただいております。
費用対効果の高いネット広告の新商品をご案内させていただきたく、御社の宣伝担当の方におつなぎいただけますでしょうか?
(担当者向け)
お世話になっております。
〇〇株式会社の山本と申します。
弊社はGoogleやYahoo!などのスマートフォンサイトに掲載するネット広告の代理店をさせていただいております。
当社ではすでに御社と同業界の大手企業様に多数ご利用頂いておりまして、その事例のご紹介や費用対効果の高いネット広告の新商品のご案内の機会を頂戴したくご連絡させていただきました。
ご多忙中恐縮ですが、来週木曜日・金曜日あたりで1度おうかがいさせていただく機会を頂戴できませんでしょうか?
費用対効果の高い広告の出し方の専用パンフレットをご用意しております。時間を頂くだけの価値はご提供できるものと思いますので、是非一度ご訪問の機会を頂戴できますと幸いです。
ご検討何卒よろしくお願い致します。
・・・
受付の方には、簡潔に担当者につないでもらうことをお願いすること、担当者向けには、事例の紹介などのメリットを完結に示すこと、そんなことを意識して対応すればよいのかと思います。
もちろん上記は本当の基本形で、担当者向けには、”メールでは送れないご紹介事例等”があるなどの口上を用意する必要もあるかもしれません。
完全な方程式はないので、ある意味で確率論だと割り切ることも必要だと思います。
場数をこなしつつ、トークスクリプト作りであったり、ストーリー展開を最適化してゆくこと、それを諦めず続けること、そういったことが大切だと思います。
これを読んでいただいた皆様が、研鑽を重ねられ、テレアポで成功されることをお祈り致します。
(参考書籍1)
リクルートで鍛えられたテレアポ手法が学べます。トークスクリプト例も具体的に載っていて参考になります。
(参考書籍2)
それぞれのシナリオ(トークスクリプト)を作るために以下の質問が紹介されております。トークスクリプトのチェックに使えそうです。
1.あなたの商品は「どのような人(会社)に」「何のために」使われているのか?
2.あなたの商品にはどんなメリットが(どのくらい)あるか?
3.2で挙げた各メリットは、なぜ出せるのか?
4.3で挙げた各メリットについて、競合商品(比較対象)と、どう違うのか?
5.あなたの顧客が興味をもつ(欲しがる)情報とは?
6.顧客を安心させることができる実績とは?
7.その会社(個人)に電話をかける理由とは?
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