先日当ブログで中村信二さんの「営業の魔法」を紹介したが、それがとっても良かったので、是非とも続けて他の著作もと思い、この「営業という生き方」を手にとってみた。
正直タイトル買いに近い感じ。
裏表紙にもあるが、「営業という職業を選んだのではない 営業という生き方を選んだのだ」という文言にはグッとくるものがあった。
巻末を読むと、この本は中村さんの自らの半生を振り返った自伝的な要素も含んだ著作となっている様子。
コラム形式でそれぞれの文書は短いけれど、”生き方”の示唆が詰まった本。
私も我が身を振り返って、できているか・できていないか、と非常に考えさせられた。
特に、得てして明日への不安に悩まされがちな営業マンは、その不安感をどすればいいのか、という問いに対する答えを与えてくれる。
営業を選んだ上には、どういう心持ちである必要があるか、そんなことを考える中で、自らの生き方も考えることができる。
「営業の魔法」では営業の素晴らしさについて再度認識させられたが、今回の「営業という生き方」では自分のあるべき姿と照らし合わせられるような感じだった。
完全歩合制の本当に厳しい営業の中で、中村さんがどうやってこういう境地に辿り着いたのか、同じ営業マンとしてはそこも非常に興味深いところだったが、なるほど、、、だった。
私も「営業という生き方」を如何に歩んでいくか、この本をよく咀嚼して考えていこうと思った次第だ。
■20161223再読
改めて読んでみて、心に染みた。
タイトルがすべてだと思うけど、単なるビジネス書をこえて哲学書になっている。営業ってん何だろう、、、という疑問に対して、めちゃくちゃ大変だけど、見返りの多い素晴らしい生き方を可能にしてくれるものだというのが、筆者の言いたいことなのだろう。
明日に希望をもって、苦しい時にも胸を張って営業を頑張るための勇気を与えてくれる本だ。
今日の一文 P3
今、歩もうとしているすべての営業パーソンたち、最大の敵は迷いであり、不安であり、お金を失うことへの恐怖でしかない。漲る自信と、溢れる想いで、自分と周りの者を一気に包み込め。理屈じゃない。自信はパワーだ。
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