保険営業本16冊まとめて一挙公開で紹介している一冊。
ラーメンを気持ちよく食べていたらトップセールスになれた 伝説のトップマネージャーが教える「売れ続ける」技術 川村和義著を紹介する。
著者の川村さんはリクルートを経てプルデンシャル生命で営業所長になり、常務執行役員に上り詰めた上で営業コンサル会社を独立起業された方。
この本はお客様にファンになってもらえる営業になるべく、自分を高める努力をすることが大切というのが最大のテーマだと思う。
内容としてはこのブログでも過去に取り上げた川田修さんのかばんはハンカチの上に置きなさいと重なる部分が多いという印象を持った。確か川田さんもリクルート→プルデンシャル生命という方だったので、感覚が近いというのもあるのかもしれない。
そういう意味では、プルデンシャル生命のトップセールスの典型例を読み取れることができる本だと言えそう。また本書は加えて人を育てるということについても書かれているのが特色だ。
プルデンシャル生命が営業(ライフプランナー)にどんな資質や態度を求めているのかという記述が非常に参考になった。
特にチェックしたのはこんな部分。
P 39
最も大切にしている言葉が平生です。これは普段の何気ない生活の中にあなたの実力が出るということです。
P50
われわれがめざすところは、「信頼・感動」の紹介。「とてもいい人だから!」「きっと役に立つから!」「とにかく会ってみて!」と熱く応援してもらえる存在にならなければならないのです。
P59
見込み客の発見が上手くなりたいなら「生命保険に入りたがっていない人」にこそ会いに行くことです。 私は前向きに生命保険に入りたいという人には、あまり興味を示しません。むしろ生命保険嫌いな人ほど歓迎していました。
P 126
テレアポ では初回訪問の約束をいただくことだけに集中する。それがすべてなのです 。
P134
お客様にファンになってもらえる条件は、次の3つです。
①プロの考え方と行動を身につける
②スキル知識経験
③人間的な魅力
P170
苦手な人(天敵)を歓迎して、コミュニケーションの取り方を工夫し、乗り越えていく。その経験こそが、ホンモノに近づけてくれます。
(蛇足)
本書の題名にもあるラーメン屋さんは
白金高輪にあるとのこと。私は白金高輪の近くで四年ほど働いていたのだがこのラーメン屋さんの印象はない笑。こんな店あったっけということで思わず Google ストリートマップで見てしまった。
さて元に話を戻すと、色々なテクニックもそれはそれで必要だけれど、「最後は人間性が大事。」昔上司がそんなことを言っていたけど、この本でも改めてそれを再確認させられた。
トップセールスマンになるために、今の自分の姿勢はどうか、考え方はどうか、などを見直すきっかけを与えてくれる。そんな本だと思う。
ラーメンを気持ちよく食べていたらトップセールスになれた目次
はじめに
第1章 営業ってファンづくりだった
第2章 なぜファンになって応援してくれるのか
第3章 ファンの心をつかむこだわり
第4章 3つの法則でファンをつくる
第5章 4つのステップで一流になれる
おわりに
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