営業本マニアックス

法人営業やテレアポなど、さまざまな営業のテーマに関する本を取り上げ、おすすめのタイトルをリストアップしてゆきます。

【レビュー】わたしの生保営業は掛け金350万円から始まる 藤本ゆう子

 

保険営業本おすすめの18冊まとめて一挙公開で紹介している一冊。

 

元クレディー・スイス生命保険の凄腕営業レディ藤本ゆう子さんの本、わたしの生保営業は掛け金350万円から始まるを紹介する。

 

藤本さんは、若くして不動産会社の社長と結婚し、9年間の結婚生活で3人の子宝にも恵まれたが、"昼逃げ"して離婚。

 

女手一つで生きていくために、ひょうんなきっかけから、あまりイメージが良くなかった保険営業に従事されるようになったとのこと。

 

シングルマザーの状態から苦労して外資系生命保険に潜り込み(外資系生保の営業の女性の本ってかなり珍しい気がするが、どうだろうか。)、セミナー営業等を駆使して保険の一番難しい入口突破し、月契約数100件、顧客2000人超という実績を作り出したのだという。



全体として著者の壮絶な人生経験が保険販売に活かされていると感じた。



印象に残ったのは以下のような部分。



P18 

最初の3分間で顧客を見極め、脈がなければ次の客に向かう

=「ウルトラマンの法則」



P24

マネーセミナーを開き、保険で一番難しい入り口突破に成功



P40

相手のことを考えれば、場合によっては、コミッション(手数料)も要らない、という考え



P216

飲み屋で顧客開拓をする裏技 「居酒屋営業」



読後感として、正直筆者は豊臣秀吉のような天才的な営業(営業が転職、というような人)なのだろう、というのはあった。人間力で押す営業なんだろうなと推測する。

 

そのため、そのまま真似することができない箇所もあるとは思う。

 

ただ、セミナーなどを使った顧客開拓や顧客との関係づくりのためにプロとして意識していることなどは、一般の営業にも参考になる記述もありそうだ。

 

売れる営業マンの思考法はどんなものか、そんなことに興味のある人には一読の価値がありそう。

 

面白いエピソードも満載で読み物としても興味深かった。

 

 

わたしの生保営業は掛け金350万円から始まる目次

1章 魚のいないところに釣り糸は垂れない

2章 ここまで保険は易しく説明できる

3章 「100万ドル稼ぐ女」はこうして誕生した

4章 お客様に要らないものは売らない。だから売れる

 

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