女性営業の書かれた営業本をまとめてみた。
女性の営業プロフェッショナルの書かれた本をまとめてみた。女性ならではのきめ細かい営業、相手の懐へ飛び込む営業(私の経験上では、男性の前になると一気に態度を豹変する女性営業の先輩などもいた。)、強い思いでガンガン攻める営業などなど、一様ではないがどの方も個性があって面白い。
終わりなきセールス 柴田和子
第一生命で、生命保険の販売で30年連続で日本一を記録した伝説のセールスレディ柴田和子さんが、自らの集大成的に書かれた営業本。年間で440億販売したという記録を持つすごい保険のおばちゃんの営業論は、考え方・心の持ち方のようなものを中心に本当に参考になる。
営業の悪魔 チキンハートでネガティブ思考のお前に何ができる? 長谷川千波
営業代行会社の瀬戸際営業マンが、特命で全国に散らばるトップセールスマンの営業に同行し、詳細をレポートする、という業務にあたるようになる。そこで彼が目にしたものとは?トップセールスは現場で何をやっているのか?営業で有名な中央出版でトップセールスになり、営業所長などを歴任し、コンサルタントとして独立した筆者による、実体験を踏まえたストーリーに引き込まれる。
人見知り社員がNo.1営業になれた私の方法 長谷川千波
同じ長谷川さんによる本。営業では類型化されているような多弁で・気おくれなく・誰とでも交流できるというような「コミュニケーション能力」はあまり必要ではなく、たとえ人見知りで無口な人でも必要な”営業としてのコミュニケーション能力”を身につければ成功できる、というのが本書の主題。長谷川さんが営業としてやって来れた理由がなんだったのか、自慢話ではなく、因数分解して書かれているのでためになる。
497日連続で契約を取りまくった私の営業ルール 高橋彩
大手の銀行で一般職で窓口業務からはじめ、その後金融商品の営業になり、497日連続で受注を取り、現在は独立して営業コンシェルジュとして活動している女性。 通読して、497日の連続受注を可能とした営業方法がしっかりと書いており、題名に偽りなしというのが伝わってきた。全体として、やるべきことを根気強くきっちりとやっている印象。
保険のない国から来た私がトップセールスになれた理由 周 小異
社会主義の国中国には保険という概念自体が無いそうだ。その中国から日本にやってきて、日本で結婚し、保険のほの字も知らない状態から、最初は保険の勉強ができればぐらいの気持ちで日本生命に入社し、トップ営業にまで上り詰めた、周 小異さんが書いた本。
言語・文化の壁を、圧倒的な努力で乗り越える。そうした努力が必要だったからこそ、逆に厳しい保険営業も乗り越える力もついたということが有る様だ。お客様の心をどうつかむか、どうお客様を選ぶか、その努力の過程や営業の工夫から学べることは多い。
失礼ながら、その売り方ではモノは売れません 林 文子
現在横浜市長をしている林 文子さんのホンダからはじまって、BMW、フォルクスワーゲン東京など、主に自動車の営業で、キャリアを積み重ね、最後は社長にまで上り詰め、その手腕を買われてダイエーの建て直しに向けて社長に就任され、今は横浜市長をされている方。この本は、その林さんの体験的”営業”論。一人一人のお客さんを大切にしながら、お客さんに合わせて、その心を動かすような質の高いサービスを提供する、林さんの手法には学ぶところが多い。
強運 元谷芙美子
C Mでも有名なアパホテルの社長元谷芙美子さんの本。アパホテルの爆発的な成功の秘密を語る同書は、元谷さんが普段どう考えて生きているので運を引き寄せることができているのかおを教えてくれる本。実は元谷さん、営業大好きを公言している方(というか不動産を扱うバリバリの営業ウーマン)。同書は運を掴むということだけではなく、契約を取りたい一心で営業活動をしない、お客さんを好きになる、など、営業をする上で大切な心持ちについても多数書かれていて、一読の価値ありだ。
たちまち7倍アップ! テレアポ魔法の絶対法則 吉野真由美
著者はどうも有名な幼児教材(子供を持っている人なら大体想像できるのではないか?)の販売でかなり名前を売り、そのあとテレアポ専門の会社を作った人であるらしい。ストレスなくできる、誰でもできる、お客様の心の動きに合っている、という3つの特徴を持つ独自の営業手法をウリにしているとのこと。テレアポについて実体験に基づき、具体的な施策や、それによって生じた数字などもしっかり掲載されていて参考になる。
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