営業本マニアックス

法人営業やテレアポなど、さまざまな営業のテーマに関する本を取り上げ、おすすめのタイトルをリストアップしてゆきます。当サイトはプロモーションを含みます。

営業初心者のための必読営業書12選:テレアポ・新規開拓営業にも対応

営業初心者を強力に後押ししてくれる本

営業初心者を後押ししてくれる本



営業の仕事を始めたばかりのあなたへ


新しく営業職に配属された方、これから営業としてキャリアをスタートする方に向けて、「営業の基本」をしっかり学べる入門書を厳選しました。

 

社会人になってから感じるのは、「最初に営業の型をきちんと身につけておくこと」が、その後の仕事すべてにプラスになるということです。営業だけでなく、他の仕事にも応用が効く土台になるんです。

 

「基本が大事」とよく言われますが、それは本当にその通り。営業初心者の方を対象に営業の原理原則や、人の心の動き(=人間心理)までしっかり学べる本を厳選してご紹介します。自信を持って営業に取り組むための第一歩として、ぜひ手に取ってみてください。

 

# 書籍名 著者 特徴・ポイント
1 営業の魔法 この魔法を手にした者は必ず成功する 中村 信仁 ストーリー形式で営業マンの成長を描く。心構え・営業の基本型を身につけたい初心者向け。
2 人を動かす D・カーネギー 人間関係・説得の原理原則を学べる営業の古典。信頼関係構築の基本書。
3 営業の神さまが笑うとき 高橋 恵 営業会社創業者による「行動・スピード・情熱」に焦点を当てた実践的営業論。
4 人見知り社員がNo.1営業になれた私の方法 長谷川 千波 人見知り・口下手でも成果を出すための方法を実体験から紹介。自信を持ちたい初心者に。
5 「営業の仕事」についてきれいごと抜きでお話しします 川田 修 営業の本質や成果を出すための思考法を“本音”で語る。リアルな営業現場の入門書。
6 営業は準備が9割 小幡 英司 訪問前の準備・情報収集・ツール活用など、営業成果のカギは準備にあると説く。
7 一生断られない営業法 牧野 克彦 顧客との関係構築を重視した“売り込まない営業法”。信頼ベースの営業を目指す人に。
8 新規開拓営業の鉄則 浦上 俊司 テレアポ・飛び込みなど新規開拓に特化した営業バイブル。顧客を“自ら作る”ための方法を伝授。
9 営業質問術 松橋 良紀 顧客の本音を引き出す質問力を鍛える“聞く営業”。質問テンプレートも多数収録。
10 奇跡の営業 山本 正明 技術職から営業に転身し成果を上げた実例。紹介営業やツール活用など再現性の高い内容。
11 ムリをせずウソをつかず1億売れた営業トーク 藤富 雅則 現場のリアルな営業トーク術を紹介。中小企業や個人営業にも応用できる実践型ノウハウ。
12 のび太でも売れます。 酒井 晃士 人見知りでも成果を出せる「肩の力を抜いた営業」を紹介。営業に苦手意識がある人に最適。

営業の魔法 中村信二

副題はこの魔法を手にした者は必ず成功する。この魔法を手にした者は必ず成功する中身としては、ある駆け出しの営業マンがひょうんなことからあるスーパー営業マンの個人レッスンを受けるようになり、徐々に営業マンとして成長してゆく、というストーリー本。

 

営業のテクニック的なものも勿論学べますが、こころの持ち方等も含めて、改めて営業をやっていて良かったと思わせてくれる本。

 

まずは営業とは?から入れます。「必ず成功する」営業の魔法が書かれた本です。長年に渡り非常に人気の高い一冊。

 

営業の魔法

営業の魔法

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人を動かす カーネギ

言わずと知れた自己啓発本の大家デール・カーネギによる名著。リンカーンやルーズヴェルト等の歴史的な人の逸話等を取り上げながら、「人を動かす」ための考え方や手法が説かれている。

 

人情の機微を理解して、人間関係を円滑に進めていくのに、非常に示唆に富む内容(例えば、P150 人を説得するためには人の誤りを指摘しない、など)で、今なお多くのビジネスマンに影響を与えており、色んな人がおすすめの一冊として上げる本。

 

特に、

人に好かれる6原則

人を説得する12原則

人を変える9原則

 

は、どれもビジネスを円滑に行っていく上で示唆に富む内容。営業をやっていく上でも各項目が非常に勉強になる。

営業の神さまが笑うとき 高橋恵

上場のPR会社サニーサイドアップの創業者、高橋恵さんによる営業論。営業力で、飛ぶ鳥を落とす勢いで会社を大きくした実績があるだけに、学ぶべき箇所が多い。

 

営業において「思考よりも行動」「知識よりも情熱」が重要であり、ビジネスは時代を超えて「人と人とのつながり」から生まれると断言されている。

 

営業の神さまに好かれるための要素として、1.行動 2. スピード 3.情熱 4.愛情 5.人間力(おせっかい力)について語られている。

 

若い時に営業の一つの形として読んでおきたい一冊。

 

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人見知り社員がNo.1営業になれた私の方法 長谷川千波

著者は学習教材販売で(その営業力でも)有名な中央出版に中途で入社し、0からトップセールスになり、その後営業所長等を歴任した後に独立したという人。

 

本書は口ベタで人見知り、人嫌いの性格が災いし成績低迷から全国1位の営業成績を獲り、男社会で営業所長にまで抜擢された著者の体験に基づき、「誰でも結果を出せる方法」を解説したものである。

 

人見知りでも営業はできる、というのが何だか心強い。

 

営業に必要なコミニケーションとは何か?に加えて、必要な心構えや営業のコツ(セールストークの方法、台本の作り方、クロージングの方法)についても詳しく語られているので、駆け出しの営業の人には心理的な負担を軽減させるという意味で良い思う。

 

「営業の仕事」についてきれいごと抜きでお話しします 川田 修

ベストセラーかばんはハンカチの上に置きなさいでも著名なプルデンシャル生命の川田さんによる初心者向け営業指南本。

 

営業という仕事のリアル、意味や価値、向いている人・向いていない人、成果を出すのに必要な要素、等々、初心者に向けての本音トークが書かれている。

 

川田さんの本には共通ですが、営業ってやはり厳しいですが、人間的な成長を実現できる価値のある素晴らしい仕事だということが、書かれている。

 

P2 私がお伝えしたいのは、営業という仕事の大変さにどう向き合うべきか。そこから何を得ることができるのか。そんな、仕事をしていく上での「核」の部分です。

個人的には、以下の文章が非常に心に響きました。

P103 営業の仕事では、数字や順位だけを追いかけている人間のほうが得てして力がついて出世します。

 

 

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営業は準備が9割 小幡英司

著者の小幡さんはIT系エンジニア、国内大手ソフトウェア企業の営業、世界最大のソフトウェア専業メーカーの日本法人立ち上げ、等を経て、現在営業のコンサルタントをされている方。

 

「営業の成果は、訪問前の準備で9割が決まる」が持論だそうで、その通り初心者向けで、どう準備すべきかについて、うまくリスト的に項目整理されていて、読みやすく・サラーっと読み通せる印象。

 

私がチェックしたのは以下。

 

・自分にとって最良の20%のお客様に、時間の80%を配分する

・お客様から問題を聞きつつ、興味を引き出すためのツール(プレゼンブック)を準備する

・「落としどころメモ」を用意して商談に臨む

・お客様への接触が5回目を超えてから反応が変わる

・ノート決めの基本は「一筆書き」

 

すごく読み安く書かれているので、初心者の人がまず手に取って何度か読み直す、といった使い方が良さそう。上のように参考になる部分がいくつかあったので、有益だった。準備が足りてないなーと反省もさせられた。

 

営業は準備が9割! (マジビジS 01)

営業は準備が9割! (マジビジS 01)

  • 作者:小幡 英司
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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一生断られない営業法 牧野克彦

 

牧野さんはトヨタ系の自動車販社の営業所長(なんと33歳で就任とのこと)を経て、ソニー生命の営業マンになり、世界トップクラスの営業まで登りつめて独立した方。

 

”一生断られない営業法”は顧客のニーズを確認した上での売り込まない営業法であり、現在脚光を浴びているカスタマーリレーションシップマネジメント(CRM)やコンテンツマーケティンの活用とも言える。

 

どうお客さんとの関係を作るか、筆者の具体的な方法論が参考になる。

 

 

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新規開拓営業の鉄則 浦上俊司

筆者の浦上さんはリクルートでリクルートブックの営業に携わった後、複数の企業で契約の営業プロフェッショナルとして活動し、現在は独立して企業向けセミナーの講師等をしている方。

 

不確実性が高く、難易度の高い新規開拓営業をどのように進めるか、具体的に書かれた本。「自分でお客をつくれる人はどこにいっても生きていけます」との言葉が出てくるが、まさにその通りだと思う。

 

アタックリストの作り方、テレアポの方法論、営業トークのあるべき形、クロージングの方法、モチベーションの保ち方など、さらっと読めるけどかなり参考になる。

売れる営業マンになりたかったら相手を知れ!と言われてもなかなかできない人のための営業質問術 松橋良紀

5つの質問を的確に繰り出し、顧客のニーズを引き出し、契約につなげるという質問営業について書かれた本。

 

営業は話す力にも増して、的確に聞く力が必要。その聞く力をつけるためにヒントを与えてくれる。

 

勿論的確に質問を繰り出すには経験が必要な部分もあるだろうが、事前準備も大切。事前準備の質を高めるために参考になる本。今ならChatGPTなどを使いながら準備するのかもしれませんが、本書を参考にしながら、というのもありだと思う。

 

 

奇跡の営業 山本正明

著者は元々ハザマで技術者として働いていたが、ローンの滞納や奥さんの病気などの事情から、周囲に猛反対されながらも44歳でソニー生命のライフプランナーに職を転じたという方。

 

技術職から営業職に転じたこと、またそれが44歳という年齢であったこと、そんな苦境の中からのスタートにも関わらず、そこからの保険営業としてのサクセスストーリーが心に響く。

 

奇跡の営業という書名に負けない内容。奇跡を可能とした紹介営業の方法とそれを可能にした営業ツール=アンケートについて具体的な事例も掲載されていて参考になる。

 

奇跡の営業

奇跡の営業

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ムリをせずウソをつかず1億売れた「営業トーク」 藤富雅則

著者の藤富さんは高校卒業後、板前修業からはじめて、ITベンチャーのトップセールスとして活躍された方。巷によくある営業本のように、大企業の人が恵まれた環境でどう成果を出すか、というのではなく、中小企業の厳しい現場で営業マンがどう成果を出してゆくかについて書かれているのがポイント。

 

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のび太でも売れます。 酒井晃士

NTTドコモのトップセールスと言う筆者酒井晃士さんの語るいまどきの営業論。

理系で人見知りゆえ「のび太くん」と呼ばれた彼が、『ドラえもん』からヒントを得て、組織目標5000万円を一人で達成するなど、数々の実績を上げた経緯を明かす

バリバリの営業マンタイプじゃなくても、肩の力を抜きお客さんにより沿って、適切なコミュニケーションが取れれば売れる。

筆者の体験に基づいた話は、色々な営業の形があって良いということで、若手の方にも参考になる部分が多数あると思う。

 

詳しくはこちら↓

この記事でご紹介した12冊の営業本は、「型を身につける」「準備を徹底する」「人を知り人の心を動かす」といった営業の根本に立ち返るうえで非常に有効である。

 


営業の経験が浅くても、あるいは自信を失っていても、本を通じて思考と行動の軸を整理することができます。まずは気になる一冊を手に取り、少しずつ知見を積み重ねていくことで、営業だけでなく次のキャリアステージでも役立つ土台を築いていって欲しい。

 

 

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