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ぐるなび 「No.1サイト」への道 滝 久雄 感想

*過去記事の転載です。

 

年末年始、家族の寝静まったところを見計らって、この本を読んでみました。

ぐるなび 「No.1サイト」への道 滝 久雄著

 

手に取ったきっかけは、時事通信の湯川さんのブログで、いい本として取り上げていたことでした。

 

「ぐるなび」(滝久雄著)はベンチャー経営者必読書|湯川鶴章のIT潮流

 

ぐるなび―「No.1サイト」への道
ぐるなび―「No.1サイト」への道 滝 久雄

おすすめ平均
stars自画自賛による残念な内容
stars親が作った会社のお陰
stars「口コミ」サイトの競合でどうなる??
stars怖い会社
starsある幸せな ネットビジネス

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目次(Amazon.co.jpより):

 

第1章 No.1グルメ情報サイト「ぐるなび」

第2章 「ベンチャー」のスタート

第3章 二五年前に始めたIT投資

第4章 「ぐるなび」の誕生―加盟店一万店を目指す

第5章 全員をヒラ社員に戻す

第6章 成功を支えたコンテンツたち

第7章 起業するための心得

終章 若者たちに伝えたい「貢献する心」

 

インターネットの情報リスティングモデルの草分け、ぐるなび がいかにして生まれ、現在まで成長してきたか、創業者がその軌跡を描いた本。

 

まず、ぐるなびがインターネット前の30年に渡る事業活動でため込んだ情報をもとに作られたものであるということに驚きました。

 

上のアマゾンの口コミは良くないことも書いてあるようですが、全体としては、実のあるビジネス構築ストーリーとして非常に興味深かったです。

 

パッとでのベンチャー起業家が作ったのではなくて、壮年の企業家が、知恵を振り絞って作り上げた幹の太い事業であることが分かりました。



--以下感銘を受けた部分を抜粋--

 

・インターネットの登場したタイミングを逃さなかったのは、三〇年間毎日思いをめぐらし、知識を蓄え、感性を磨く努力をしてきたおかげである。PI

 

 

・どんなに先進的な技術開発を行っても、現代の工業化、情報化社会では、たちまちのうちにほどんとの事業は陳腐化し、収益性を失う。次の技術を開発し、他社に勝つ総合戦略を打ち出す根源は、経営者がライフワークを保持し、それを発展させる意欲があるかどうかなのであると。P35

 

 

・このJOYJOYブライダルは、後々の「ぐるなび」のきっかけになった。当時すでに、結婚式場と合わせて二次回会場を消化するサービスを行っており、五〇〇店ほどの一流レストランとの取り引きが始まっていた。この五〇〇店の財産を活かしたいという思いが、「ぐるなび」へとつながっているのである。p54

 

 

・(インターネットについて)私が最も注目したのは、映像を二桁以上も安いコストで提供できるツールであることで、これこそ情報系における産業革命の実現であると確信した。P55

 

 

・私たちはインターネットの時代を「人が行動する場合に、今までと比較して桁外れに多い情報量を得て行動できる時代」であると考えたのである。→※p70 「生活スタイルの明らかな変化」P57

 

 

・必要な事業開発はアウトソーシングするか、その都度必要な人材を途中入社させればよいという考え方もあるだろう。しかし、新事業開発と事業化の成功は、兄弟同様の仲間からしか生まれえないというのが私の持論である。P59

 

 

・飲食店ができるだけ安く活用できるような料金を設定した。それが、一カ月の利用料

 三〇〇〇円だった。これがタダではいけない。お金がかからなければ、販促ツールを

利用しているのだという飲食店側の意識が保てなくなるからだ。P78

 

 

・加盟店数が一万店を超えた頃から、情報更新作業が「ぐるなび」の社内業務を圧迫するようになってきた。当時、「ぐるなび」の店舗ページは全て手づくり・・・P136

 

 

・ベンチャー企業は、自社の実績を相手に知ってもらわなければならないのだ。それもくどくならずに、簡潔に、客観的に伝えることが肝心だ。企画書も、提案の中身がわかりやすいことはもちろんだが、新聞に掲載された記事や過去の受賞歴など、自社の社会的な評価や価値を的確に伝えられる内容をできればビジュアルで見せられる作りを心掛けたい。p161

 

 

・(「ぐるなび」の登場によって消えた立地の制約という箇所で)「ぐるなび」は情報の質と量で生活者の外食のスタイルを変えた。お店を利用する立場としては、前もって入手できる情報の質と量が完璧であれば、利用するお店が道路から目立つ場所にあって入りやすい一階にある必要はない。P192

 

 

・ベンチャー成功の十二カ条

第一条 夢と執念を持続する

第二条 時代を読む目を持つ

第三条 企業の最も重要な四つの要素は、顧客、社員、社会性、株主である

第四条 世界一を意識する

第五条 IT時代は最短で進化する

第六条 若い人の発想をつぶさないで育てる

第七条 ビジネスモデルが大事である

第八条 技術だけでは駄目 「法の概念」と「マネジメント」が必須である

第九条 経営陣のなかに「人が好きな人」が必要である

第十条 人脈とお金は常に蓄積の気持ちが必要である。

第十一条 マスコミを味方にする

第十二条 大手参入に対する備えを怠らない

P204 以降のページで詳細記述あり

 

・世の中を動かすような技術は10年前から追いかけないと、いざ社会がそれを必要としたときに対応できないのだ。P211

 

・事業の重要な局面を何度も体験してきた田中氏は法の概念の重みを自分で受け止め、

法と向き合うことが新たに事業を起こす場合にいかに重要であるかを骨の髄まで理解しておられたのだと思う。だからこそ私の『法学概論』を見て、こいつ少しは本物かなと見抜かれたに違いない。P229

 

・どのようなビジネスでも、人のために人が行う。だから私は、ビジネスモデルを構想し構築するためには、人間の本質を知ることがとても重要だと考えている。P240

 

--抜粋終わり--

 

一番最初の抜粋なのですが、”三〇年間毎日思いをめぐらし、知識を蓄え、感性を磨く努力をしてきた”という言葉に正直大きな衝撃を受けました。こういう努力が必要なんですよね、、、ほんと参考になります。

 

あとはビジネスモデルとしては、3000円という加盟料ではじめ、一万店の加盟を得たということが大きかったんだろうと思います。

 

実は私も昔携帯クーポンモデルのポータルサイトの構築を企画し、実際営業をかけていたのですが、ぐるなびと違って大手ファーストフードチェーンなどが中心ではあったものの、この加盟料が高すぎてなかなかうまく交渉が進まなかった覚えがありました。

 

この3000円からという値段設定があったからこそ、加盟店が増え、サイトの情報が増え、ユーザーの利便性が増すという正の良い循環が生まれたのでしょうね。

 

この加盟店料徴収モデルを発展させて、広告代理店のようにアカウントエグゼクティブ(AE)制のコンサルティングモデルを導入していくくだりも、事業モデルの転換という観点から、とても参考になりました。

 

さて、このぐるなびですが、現在はCGM系のサイト食べログ などの大きな挑戦を受けているという状況だと聞いております。今後どのような展開を取られるのか、興味津津ですね。

ぐるなび―「No.1サイト」への道

「資料送っておいて」と言われたらチャンスと思え!感想

 

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大塚 寿さんの本「資料送っておいて」と言われたらチャンスと思え!を手にとってみた。副題は新規開拓営業が楽になる45のコツ。

 

新規開拓の法人営業のテレアポなどで「資料送っといて」と言われたらどう対応すればいいのか、本書にはそのヒントが書かれており強い営業を志向する人にはかなり参考になるはずだ。

 

著者の大塚さんは『リクルート流』や『法人営業バイブル』などでとても有名。リクルートを経てNBAを取り法人営業コンサルティングで独立した方だ。

 

さて気になる冒頭の「資料送っておいて」については、時代背景として以下のような逆風がその頻発に拍車をかけている状況だとのこと。

  • 組織のフラット化
  • 個人情報保護法、コンプライアンス
  • セキュリティオフィス
  • ネット社会
  • バラエティーに富む営業本

そんな状況の中でも著者は以下のような切り返しを行う中で”相手との対話に挑む”ことが必要だと語っている。

 

挙げられているパターンは以下の3つ。

 

1.資料として出せないところを口頭でフォローしたい 

   コンプライアンス上出せない部分があるのでその部分について説明の機会をもらいたい

 

2 .近くを通るので持参して5分でいいから説明させて欲しい

 

3.デモを見ていただきたいので少しばかり対面で説明する時間が欲しい

 

個人的には最近営業される機会が増えているのだが、資料送った後にしっかりとしたフォローのできる営業さんが少ないと感じる。

 

逆にそこに今の時代で成功できる営業かそうでない営業かを分けるポイントが1つあるとも思う。著者の挙げている切り返しなどを駆使しつつ、いかにお客さんと対話するか、ぴっしゃっと断られることもあるだろうが、そこで頑張れるかどうかが大きいと思う。

 

これ以外も

・アポ取りトークはお客さんに語りかけるように

・大手企業の場合、ネットに組織図が出ていれば大いに活用するべき

・キーパーソンからアポが取れるか取れないかは自分が誰かを名乗った後の最初のフレーズで決まる

・営業プロセスの中で大事なのはヒアリングだと心得ている営業マンは受注率が高い

 

等々納得のいく内容が多かった。

 

テレアポによる新規開拓営業を行うのであれば読んでおいて損になる事は無い一冊だ。

営業を生業とする人にぜひお勧めしたい。

 

 


「資料送っておいて」と言われたらチャンスと思え! (双葉新書)

 

「資料送っておいて」と言われたらチャンス思え!と目次

第1章:最初に知っておきたい”営業の本質”

第2章:営業する前の事前準備。ここを押さえればあと10%業績がアップする

第三章:もう「ガチャン!」と切られない、電話でアポをとるための秘訣

第4章:もうこれ以上、商談のチャンスをムダにしたくないあなたへ

第5章:スゴ腕営業マンはみんな知っている”成功のツボ”

 

関連リンク:

www.hon-mode.com

www.hon-mode.com

 

 

村西とおるの営業術を学べ 禁断の説得術 応酬話法

書店の新書コーナーで手に取ったこの本、村西とおる 禁断の説得術応酬話法(副題は-「ノー」と言わせないテクニック)。

 

 

一言で言うと大変興味深く読めた。営業本としても秀逸だった。

 

村西とおると聞くと特に男性はにやにやしてくる人も多いのでは?

 

村西さんは高校を出て上京しバー勤めの後に英語の百科事典のトップセールスマンとなり、その後いくつかのビジネスを経験してAVビジネスで一時代を築き「帝王」と言われた人だ。その後衛星放送ビジネスで失敗して負債を変えるも見事に完済して現代に至っているとのこと。

 

・百科事典販売のエピソード

 

・AV監督として多数の女優を口説いてAVに出演させ、AVビジネスを成功させたエピソード

 

そのあたりの実体験を中心に、波瀾万丈の人生の中で身に付けた営業手法をオモシロ話とともに惜しみなく公開している。

 

タイトル中の応酬話法とは以下のようなものだとのこと。

 

応酬話法とはお客様から投げかけられる疑問・質問・反論に応えるためのセールストークのことです。お客様の反応には一定の型があり、その型ごとに答えを用意するのです。誤解されやすいのですが、けっしてお客様を論破するものではありません。むしろ、お客様に自然に納得していただく「ノー」と言わせない説得術です。

 

応酬話法は分解すると以下のようなものからなる。

 

  • 質問話法・・・質問によって本音を炙り出す

 

  • 間接話法・・・最初に肯定してからソフトに否定していく

 

  • 繰り返し話法・・・相手の言葉を送り返して悪い感情を緩和する

 

  • 実例話法・・・具体例を示すことで説得力・親近感・安心感が増す

 

  • 聞き流し話法・・・論争を避け、自分のペースに持ち込む

 

村西さんはこうした応酬話法を駆使してビジネスで成功を収めたり人生の難局を回避したりすることができてきたのだとのこと。

 

百科事典のセールスで身に付けたセールス手法がAVビジネスで役立ったという流れがとても面白かった。

 

人の心への寄り添い方・人の心の動かし方が分かってるからこそAVで世の中の男を動かすことができたのだろうと思われた。

 

 

これ以外にも著者の人生についての考え方も一読の価値ありだ。七転び八起きの精神はさすがだった。

 

個人的にはここで習った応酬話法を参考に、会社内での対応などもうまくやってゆかねばと思った次第。

 

今日の一文(応酬話法について)

いかに時代が変わろうとも、長い訪問販売で培われてきたノーハウはそれだけで普遍性を持っているのです。それは単にお客様にものを売るテクニックであるばかりではなくいかにお客様に愛されるかというセールスマンのあるべき道標を示しているからです。

 

 

禁断の説得術 応酬話法――「ノー」と言わせないテクニック (祥伝社新書)

 

次はこちらもどうぞ:

www.hon-mode.com

 

100円ノート「超」メモ術 中公竹義 感想

ノートの有効活用ということをずーっとテーマとしてここ数年過ごしてきていて、前々からマークしていた一冊がこれ。中公竹義さんという方が書かれた100円ノート「超」メモ術という本。メルカリで登録しておいたけど、なかなか安くならなかったのだが、ある時手頃な価格で出品されていたので、購入してみた。

 

この本で提唱されているルールは以下の3つ。

 

・ノート一冊にすべてを記載する

 

・書き終えたら、当該見開きページの右下角をちぎる

 

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・書き終えたら、インデックス(項目名)と検索マークをつける

 

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特に3つ目がポイント。

 

最終ページにインデックスをつけ、それぞれの当該見開きページの左端をインデックスに対応させてまるで辞書のように塗りつぶしことで、簡単に紐づけられるようにする。

 

(付箋などを使うという方法もあるけど、付箋は折れてしまったり、ヨレてしまったり、必要な時に手元になかったりで使い勝手が悪い。)

 

黒く塗りつぶした箇所が、インデックスのキーワード毎にどれぐらいあるかを見ることで、自分がそれにどれだけ時間を使っているかなどを分析することもできる。



ノートの検索性を高める方法/ノート記載から自分の時間の使い方を把握する方法、という意味で大変参考になった。

*奥野宣之さんの情報は一冊のノートにまとめなさいと読み比べると面白そう。同書がPCも使って検索性を高めるのと比べると、確かに、「超」メモ術の方がノートだけで完結するので手軽ではあると思った。

 

長く読まれ続けていることも納得で、手元に置いて何度も見返してゆきたいと思う。

 

100円ノート『超』メモ術

100円ノート『超』メモ術

 

 

外部参考リンク:公開アイデア 超メモ術

次はこちらもどうぞ:情報は1冊のノートにまとめなさい 感想

本を遊ぶ 小飼 弾 感想

ホリエモンが作った会社、オンザエッジの技術責任者として、また書評ブロガーとしても一世を風靡した小飼 弾さんの本、本を遊ぶを読んでみた。サブタイトルは働くほど負ける時代の読書術。


全体を通じて、本を読むことで、いかに頭を鍛えて、新しい時代に通用する自分を作るか、その方法が説かれている。


博覧強記の大天才小飼さん読書論はかなり参考になった。


・本に実利を求めすぎるな

*特にどの本が今後自分に役に立つかは、その時点では誰にも分からないはずであり、ある程度幅広いジャンルを読むべき、という指摘が心に響いた


・本を読めば自分が読める


・本は批判的に読む


・本の面白さの見分け方


・伝記こそ真の自己啓発本である


等々、どうやって本を読んでいくか、どんな本を読めばいいのか、先逹のアドバイスが満載だった。


本日の一文:P243

大切なのは、自分で自分の脳みそを耕す習慣を身につけるということです。


本を活用しながら自分の脳を鍛える。ロボットやAIの活用が本格化する時代にどうやって自分を作ってゆくか、まだまだ修練が必要だなーと改めて思わされた。それにしてもベーシックインカムの話でよく出てくるような「働くほど負ける時代」が私の生きている間に到来するのだろうか。その時人間は何をやっているのだろうか。この本をきっかけに今後考えてみたいと思った次第。


折に触れて読み返したい一冊だ。

 

本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術 (朝日文庫)

 

●本を遊ぶ目次

1.読書で新しい自分はつくれる

2.変化の時代何をどう読むか

3.批判的読書で頭を鍛える

4.「偏見」を買われる人材になろう

5.アウトプットで本を血肉にする

6.本当の教養は人生を豊かにする

 

 

M&A エグジットで連続起業家になる 感想

いつもサイトを拝見しているサイトレードというウェブサービスM&Aサービスを運営する和気 智也さんの本、M&Aエグジットで連続起業家になる、を読んでみた。


私は、ウェブメディアやウェブサービスづくりに興味があり、ウェブサイトをM&Aするというコンセプトのサービスサイトレードはよく拝見している。

 

そのため和気さんのお名前も折に触れて見ていたのだが、正直こんなに本格的にM&A支援をやっている人だというのは知らなかった。


この本はその和気さんの本業である起業家のM&Aエグジットとそれに連なる連続起業について語られている本である。


まだまだ一般的ではない、連続起業家(アントレシリアルプレナー)とは何なのか?M&Aエグジットとは何なのか?どうすれば成功できるのか?和気さんが生業とするM&Aアドバイザーの役割とはどんなものなのか、そんなことが詳しく書かれていて、ビジネスを発展させている起業家やそうした起業家と付き合いのあるビジネスマンには参考になりそう。


最近ビジネスマン向けでそれほど多くない投資で会社を購入して、ビジネスをしよう、というような趣旨の本が大ヒットしたことなどもあるが、こうしたM&Aの需要はベンチャーの隆盛もあり、益々高くなるのだろうと思う。

 

一介のサラリーマンで私自身からは少し距離のある内容ではあるが、将来を見越して、ということでテーマとしてとても面白い内容だった。


最後に一言加えると、著者である和気さんが、起業家としっかり向き合って、そのビジネスを後押ししようとしているのが伝わってきた。


是非繰り返し読んでみたいと思う。

 

 

 

成功はゴミ箱の中に レイ・ロック自伝 感想

ちょっと時間がかかりましたが、成功はゴミ箱の中に レイ・ロック自伝(プレジデント社)を読みました。

 


成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)


読後感としては、巷にある成功者の本とそんなに変わらない、というのが正直な印象でしたが、どうやってあのマクドナルドが作られたか、がよく分かって、面白かったです。

 

中でも、一番驚いたのは、筆者が、52歳からこのビジネスを始めたという事実ですね。

 

本の終わりの方で、解説を加えているユニクロの柳井さんもおっしゃってますが、52歳からこうしたビジネスをはじめようという考え方は、アメリカンドリームを生む、アメリカ社会の進取の気性がよく分かりますね。

 

 

人間何歳からでも再スタートできる、というような意味で非常に励みになります。

 

 

本書のそこそこにもあるのですが、レイロックに学ぶべきところは絶対成功させるという信念みたいなものの強さだと思います。

 

成功した起業家に共通して言えるのでしょうが、やり遂げる意思の強さが、成功に一番大切な要素なんですよね。。。

 

口で言うのは簡単ですが、なかなか信念と向き合って継続していくのは難しいことだと日々実感しています。「成功はゴミ箱の中に」という本書の題名ではないですが、

 

 そのくらい、骨の髄にまでいきわたるぐらい強い意志を持つ、そんな状況を日々継続できるようにしたいとあらためて頭に刻み込んでおります。

 

 

そして、チャンスを逃さない、ということも大事な要素なんですね。これについては、この本の第一章で、レイロック自身が述べていることです(ユニクロの柳井さんは、「成功者とは、失敗を体験して、それでいて楽観的に前進できる人」p362と語っています。)。

 

さて、実は私は大学の3・4年次に約8ヶ月ぐらい、マクドナルドでアルバイトをした経験があります。

 

大学で準硬式野球という部活に所属していたため、それまでのバイトは時間に融通が効く塾の先生や家庭教師のようなものだけ、社会人になる前に一度毛色の違うバイトもしておきたい、などと考えたのがおおよそのきっかけでした(その他色んな思惑もありましたが、、、)。

 

そこで、実際ハンバーグを作ってみて、実際の作り方から、給料体系、昼の忙しい時間の人の配置、徹底した在庫管理等々、マニュアルとは言え、そのオペレーションのしっかりしたさまに、「こういうものなのかー」とちょっと大げさに言えば感動した経験がありました。

 

 この本は、その経験があるだけに一層興味深く読めました。フライドポテトは最初どう作られていたのか、ハンバーガーに使われるパン(たしか”バンズ”)は?、店舗の立地は?、他の店舗との関係は?そんなことです。

 

 さて、レイロックという人ですが、ビジネスのすすめ方等には好感が持てましたが、私生活は???と思ったのは私だけでしょうか?2度の離婚は、本文からは結構勝手な風にも思えました。

 お金で解決しているような、、、

 

 

ユニクロの柳井さんは、レイロックについて、「わざと悪人づらする」というようなことを述べていますが、私は、ビジネスをやりつつ家庭を犠牲にするのではなく、両立できるように頑張りたい、と思いました。

 

この本ですが、巻末にあるソフトバンクの孫さんとユニクロの柳井さんの対談、

 

 その後のユニクロの柳井さんの解説は秀逸です。

 

たとえば、孫さんがまだ高校を中退して、アメリカに行って夏休みに日本に帰ってきた時に、『ユダヤの商法』を書いたマクドナルド日本法人前会長の藤田田さんに無理やりアポを取った話や、ユニクロの柳井さんが失敗(海外展開・野菜販売)をどう捉え、今後に生かそうとしているか、といった話は非常に参考になります。

 

藤田 田
起業戦争の極意―ユダヤの商法

 

ここだけでも、読み返す価値のある本だと思いました。

 

 長いですが、意外とすらすら読める本です。また、ゆっくりと読み返してみたいと思います。最後に、この本の最後の方に出てくるレイ・ロックの言葉を(p321)。

 

やり遂げろ-この世界で継続ほど価値のあるものはない。才能は違う-才能があっても失敗している人はたくさんいる。

 

天才も違う-恵まれなかった天才は、ことわざになるほどこの世にいる。

 

教育も違う。-世界には教育を受けた落伍者があふれている。信念と継続だけが全能である。

 

 

 

インテリジェンス 武器なき戦争 手嶋龍一 佐藤優 感想

以前雑誌で、その寄稿文を読んで、その深さに驚いた、外務省のノンキャリア官僚の佐藤 優さんとジャーナリストの手嶋さんという方が書いた本。

 


インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)

 

佐藤さんは、外務省が鈴木宗男の事件でがやがやしていた頃に、鈴木宗男と共謀した罪で、「国策逮捕」された方で、現在も起訴休職中とのこと。詳細はウィキペディアで 。

 

元々は、外務省のいわゆるノンキャリアだが、ロシアに赴任していた際に、その卓越した仕事のセンスと行動力で、人脈作りや実務に非常な成果を残し、ノンキャリアでありながら、、、この人あり、といった感じで名前を轟かせた、ということを何かで読んだ。

 

そんなこんなで、印象としては、非常に頭が良く、行動力があって、、、、しかもノンキャリから這い上がるど根性があって、非常にしたたかで、、、といった人物像を想像していたわけだが、

 

この本でもその想像は裏切られることはなかった。

というか、非常に思考の幅の広い人物で、一層その人となりに惹かれた。

 

まだ、読んでいる途中なのだが、この本を一言で言えば、日本が今後情報戦(正確に言うと、インテリジェンス)で負けないようにするためには如何にすれば良いか?ということだと思う。

 

 ひっくり返して考えると、現状の日本の情報の使い方(インテリジェンス)のまずさに警鐘を鳴らす本であるとも言える。

 

 

(ちなみに手嶋さんの定義によると、インテリジェンスとは、インフォメーションとは異なり、「精査し、裏を取り、周到な分析を加えた情報」だとのこと。p18)

 

この本では、最近の日本や世界の歴史的出来事を情報戦という観点を中心に詳しく述べていて、他ではなかなか出くわさない視点を提供されて面白い。

 

 例えば、先日イギリスの諜報機関が、スパイ募集の募集を公の新聞で行っている、というのが話題になったが、これについては、「スパイになりたい」と言って応募してくる奴をまともに採用するわけがなく、これの本質は、何かしらのアクセスをしてくる人たちを、大げさに言えば、危険人物としてマークするために行っている、というような話が出てくる。これは一例だが、インテリジェンスというものがどういうものかがよく分かるようになっている。

 

読んでいて、個人的には、この本で語られているようなインテリジェンスというものを、磨いて、ビジネスでも使えるようにしたい、と思った。

 

情報を収集し、集めるだけではなく、それをしっかりと解釈し、行動につなげる。

 

解釈のところが非常に難しいのだと思うが、それがうまくできれば、本当にできるビジネスマンになれそうな気がする。

 

※別な側面から、変な情報によって損をする、というようなことを防ぐ、という意味もありそうだ(自分にとって不利な情報が流れないようにする)。

 

非常に参考になる本だ。

 

君に成功を贈る テーマ「アナタを変えた本を教えて。」

今、人気のテーマ「アナタを変えた本を教えて。」に向けて書いてみたいと思います。

 

 

私にとっては、『君に成功を贈る』 中村天風述 日本経営合理化協会出版局が、間違いなくそれの一つにあたりますね、、、

 

落ち込んだ時、前が見えなくなった時、結構あるんですが、、、そんな時にちょっと目を通しています。

 


君に成功を贈る

 

 

出会いは、ある経営コンサルタントのメルマガでおすすめの書として紹介されていたのが、きっかけでした。

 

中村天風は、本によると

 

 

華族に生まれながら、軍事探偵となり、満州へ、「人切り天風」と恐れられる。

 

死病を治すために欧米からインドへ。

 

その間、コロンビア大学で医学を学び、日本人初のヨガ直伝者となる。

 

帰国後、東京実業貯蔵銀行頭取、大日本製粉重役となるも、突如一切の

地位を投げ打ち、大道説法に転じる。

 

という人です。

 

著者の経験に裏打ちされた深い考え方が、心に突き刺さる感じです。

 

 

特に私が普段見返しているのが、次のような言葉、

 

 

あなた方の思い方や考え方が、現在あるがごときあなた方にしている

 

 

もし現在の自分に満足できていないのなら、自分の心の持ち方を変えれば、いい方向に変えていくことができる、「心の思う力、考える力」の中に自分の念願をかなえる鍵がある、というものです。

 

何をするにあたっても、まずは自分の強い心が大切なのだ、そんなことを教えてくれる本です。

 

ちょっと精神論的なところもありますが、間違えなく私の糧となっていると思います。

 

 

たとえば、私が行っている営業業務。お客さん仕事なので、非常に惨めな状況になることもあります。

 

 

この本を読んで、自分の心をうまくコントロールすることで、そんな状況を乗り越えることができるようになったと感じております。

 

いずれにせよ、幾多の成功者が座右の書としたのも納得で、何回も読み返したい宝物の本です。

 

 

 

川上哲治 「遺言」 感想

9連覇を達成した巨人軍の監督をつとめていた川上哲治さんの著書「遺言」を読んでみました。


遺言 (文春文庫)

 


ある新聞の読書案内の記事広告で、伊藤忠商事会長丹羽宇一郎さんが、現楽天監督の野村さんの著書「巨人軍論」と一緒に、おすすめの本としてあげていたの見たのがきっかけです。

 

 

正直読んでみて、非常に深い、というのが印象でした。

 

 

 

それはおそらく筆者のバックボーンになどで培ったものがある、といったことも影響しているのでしょう。

 

勝負の世界を生き抜いてきた川上さんの組織論・人材育成論・人生論、どれもが、とても参考になりました。

 

 本当の一流とは、やはり心技体の充実を目指して一心不乱に目の前の課題に対処していくものだ、ということを思い知らされました。


以下、心に残った部分をいくつか抜き出してみます。

 

 p172あたり  臆病者が大成する

 なにか自分のものを創りあげるような人は「どうしてあんなに細かくて、神経質でなくてはいかんのか」といわれるほど実際は細心で、敏感な神経の持ち主ばかりなのである。

 

 常に自分を省みて、より一層自分が納得する力や技を身につけようとして、自分を掘りさげ、自分に疑問を持ち、その疑問を解いていこうとする気持ちが、人にも増して強いのである。

 

p190あたり 徹底の語源の部分

 

(「徹底」の語源について)

 

わたしは若い頃、「川底のゾウの足だ」と教わった。川を渡る時、体重の重いゾウの足は川底を踏みながら、さらに底の泥砂を踏み抜いて、底の底まで踏み通して歩いていく。「徹底」の語源はそういう意味だというのだ。

 

→プロというのはどういうものか、上の二つの部分を見ても伝わってきますね。

 

この「徹底」というのが川上さんを語る上でのキーワードともなるようです。

 

p201あたり

 

わたしは結果より過程を大事にする主義だが、自分が正しいと思い、よかれと思ってやったことでも、その過程でうまく行かないことが分かると思いきってやり方を変えた。

 

つまり、いつも正しいことをやっていこうという姿勢を貫くのである。いつも正しいことをやっていこうという姿勢は間違った場合はすぐに直し、訂正していく姿勢に通じるのである。

 

→臨機応変に訂正していく、という凝り固まらない姿勢は見習いたいものです。

 

p204あたり

カネや結果というものを度外視して、自分の技術や心気をとことん磨いていくことに全力を傾注する。

 

カネや結果を一切考えずに、その折々にやるべきことのみ考えて、技術なら技術一点のみを追求する。

 

そうした集積がないと、なかなか鬼神の如き境界の妙には立ち入ることができないものだ。

 

→ある程度のお金は必要だと思いますが、、、本当の一流(鬼神の如き境界)になるためには、

 

お金にとらわれすぎず、対象となる分野に一心不乱に取り組む、といったことが必要なんですね。

 

 

p241あたり 禅について語っている部分

 

禅は教義や理論、理屈を習うのではなく体験するものだ。自分と静かに、しかし真剣に向き合って、自分の内部に湧きあがってくるものと、真理-正しいあり方とを照らし合わせて、自分の生きがいと生き方とを常に問い直す習慣を身につけることだろうと思う。

 

(中略)

 

・・・わかりやすくいえば深く、徹底して考え抜く習慣を身につけることといってもよいかもしれない。

 

(中略)

 

 

考えに考え抜けば、人間には「覚悟」が生まれる。覚悟とは、これだけ考え抜いたのだから結果にとらわれず、やることだけはしっかりやろうという気持ちが定まるということだ。

 

 →いろんな情報が錯綜している現代、こうした徹底して考え抜く習慣、というのはなかなか持ちにくいものですが、少しでもそういう機会を持ちながら生活をしたいものです。

 

楽天の野村監督が著書で、昨今の巨人の凋落が人間教育の欠如にある、といったことを書いていましたが、この「遺言」を読んで、逆に川上時代の9連覇の意味が分かったような気がしました。

 

川上さんはかなり精神的に強い人だと思います。

 

現代ではとかく敬遠されがちですが、やはり精神力(人間力)みたいなものは大切なんだと認識させられました。

 

この本、今後大事にしてゆきたいと思います。

 

強豪セールスの秘密 奥城良治 感想

トップセールスマン

 

このブログで以前別の著書を紹介した奥城良治さんの古典的な営業本、強豪セールの秘密を読んでみた。

 

著者は日産自動車販売で16年連続営業成績トップを取った伝説の営業マンであるとのこと。

 

1993年に初版が出た本で、内容も当時の猛烈営業を元にしたものではあるが、トップセールスマンになるための秘訣が読み取れる内容になっている。

 

全体を通じて、印象に残ったのは、寸暇を惜しまず、猛烈に営業活動を遂行する、その気迫とストイックさだ(著者が営業マンのサボりを類型化して、戒めているのも印象に残った。)。



一時期は成績が振るわず死のうとも考えていたということだが、そうした状態から一念発起して、1日100件以上の訪問をこなし、家に帰っても多少の家族と共有する時間以外は仕事に没頭する、猛烈な様子は、凄いと言うしかない感じ。

 

この他、著者はトップセールスマンに同行させてもらって、トップセールスの秘策に迫ることを習慣化していたそうだが、その中身も面白かった。お客さんに疎まれないようにカセットテープをフル活用して自らの知識レベルを上げていった話も参考になった。 また、セールス成績の上昇とともに身につけたという売らないで売るという技術の話も興味深かった。

そして、ハイライトは以下の鬼十則。本家電通の吉田鬼十則に劣らず熱い内容になっている。

奥城・鬼十則
トップセールスマンへの道

1.燃えるような熱気、情熱を持て! この焼きつくすような、熱気、情熱こそが、セールス成功のカギだ。

2.セールスマンは、企業戦争の最前線の戦闘部隊だ。血みどろの野性的なたくましい行動こそが、勝利への道だ。小手先の小理屈など、くそくらえ!

3."さぼり"は、セールスマンの最大のガンである。 怠惰な弱い己に勝て,人生最強の敵は、己にあり。

4.より多く働け、なりふりかまわず働け!トップセールスマンと、低迷セールスマンの違いは、ここにあり。

5.飛び込みでは、客の冷酷な”断り”のメッタ打ちに耐えよ。この精神的打撃に耐えれるか、耐えられないかが、富への道か、貧乏への道かの重大な岐路である。

常に新規開拓を忘れるな。新規開拓を怠る男の行き先は、敗北と転落と屈辱しかない。

6.燃えるように欲しい、人生の目標を持て! 目標を是が非でも達成せんとする、執念の権化となれ。この目標と執念が、くずれかかる弱い己を、強くする。

7.セールスマンの最も恐ろしい落とし穴は、時間の空費だ。寸刻の時間もムダにしない、時間の鬼となれ。

8.客に喜ばれ、歓迎され、待たれるセールスマンになれ。それには、客に利益を提供する「与えるセールスマン」になることだ。

9.抜群の販売の実力を持て!われわれに与えられた唯一の財産は、この「実力」である。抜群の実力こそ、豊かで、豪華で、幸せな人生を築く。

10. トップセールスマンとは、最も多くの侮辱と屈辱を受けた男である。
トップセールスマンとは、最も多くの断りを受けた男である。
トップセールスマンとは、最も多くの失敗と敗北を喫した男である。
しかし、トップセールスマンとは、この侮辱と敗北の苦しみを、敢然と乗り越えた勇者である。

 

(今日の一文)P189

 

・・・つまり、われわれは最も数多くの訪問を繰り返したが、それだけに数多くの断りを受け、最も多くの侮辱と屈辱を受けた。失望と落胆の汗と涙を流し、足の豆をつぶして血を流す苦しみを、人一倍多く経験しているのである。

   しかし、その困難、障害に挫折することなく、その苦しみを敢然と乗り越えた勇者が、トップセールスマンになったのである。

・・・

 

トップセールスマンを目指すという人にはぜひ手元に置いてもらいたい一冊だ。私も何回も読んでかみしめてみたいと思っている。

 

強豪セールスの秘密目次

1章 トップセールスマンへの道

2章 私を救った四つのセールス哲学

3章 効率アップの秘法“時間の鬼”に

4章 これがプロセールスマンの体質だ

5章 管理者はこうして部下を鍛えよ

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下剋上受験 桜井信一 感想

中学受験

 

子供の受験を考えて中学受験についての本を探す中で、たまたま目に止まったこの本、下克上受験(桜井信一)。以前阿部サダヲと深田恭子主演のテレビドラマをチラッと目にしたことはあったのだけど、こうして手にとってみると、感動的で素晴らしい本だった。思わず心が熱くなり、涙してしまった。



話としては、中卒のお父さんが自分達の人生の流れを変えると一念発起して、娘を中学受験女子の最高峰桜蔭学園に入れると決意し、1年半程の間に親子二人三脚で死に物狂いの受験勉強を行う、という実話に基づいたストーリーだ。

 

表紙のカバーに「勉強は、人を、家族を、ここまで変える」とあったが、本書を読むといわゆる受験勉強が持つ価値がよく分かる、というと言い過ぎか。学歴社会の崩壊と言われて久しいが、受験勉強自体の持つ意味は失われていないのだと再認識させられた。



なぜ娘の中学受験を決意したのかであたったり、”親塾“を選択し、日々どんな教材を使ってどんな勉強をさせたのかであったり、中卒として生きてきたが故の葛藤であったり(少々卑下しすぎではないかと思う節もあるが、、、まあこれが“下克上”というフレーズが響くようにする戦略でもあるのかもしれないけど)、娘への思いであったり、、、中学受験の意味であったり、



それぞれ人生経験豊かな人間だからこそかける面白みのある文章がまた非常に良かった。



それにしても、中卒と卑下されてはいるが、その研究熱心な様子は素晴らしいと思った。。我が家も受験生を抱えているが、爪の垢を煎じてのまなきゃなーと思わされた次第。

 

(蛇足)まさに昨日、我が子の塾のテストの結果が返ってきて、我が家も下克上をしていかなきゃ、なんていうタイミングでこれを書いている。今日は算数の出来が悪くて思わず怒ったりしてしまい反省。。。それにしても昔塾講師をやっていて、高校受験指導には自信を持っていたけど、中学受験の勉強を教えるのって難しいなー。

 

なにわともあれ、しばらくこの本がバイブルとなりそうだ。

*本文中に参考書なんかも結構出てきていて、著者同様ネットで入手しようと画策中。

 

下剋上受験

【主な目次】 序章 絶望と猛追

第一章 こんな場所にいてはいけない

第二章 中学受験というギャンブル

第三章 異常な水準の世界

第四章 本当の馬鹿を理解して欲しい

第五章 父さんは人柱になる

第六章 受験前夜

第七章 「最難関」の本当の意味

 

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データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー 歴代を振り返る

データサイエンティスト

 

 

日経BP「日経情報ストラテジー」誌が選出するデータサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー。既に4人が選ばれたらしい。ここでは歴代の4人について取り上げてみたい。


初代 大阪ガス 情報通信部ビジネスアナリシスセンター 所長(当時)の河本薫氏

現在は滋賀大学のデータサイエンス学部の教授に就かれている。一企業ではなく、中立的な立場から様々な企業・団体のデータ活用を支援している様子だ。著書も複数出されており、当ブログでも紹介させていただいている。

 

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筆者の動画をYoutubeで見つけましたので、掲載。

 

二代目 日本航空株式会社 Web販売部 1to1マーケティンググループ 渋谷 直正氏

莫大なpvを誇るJALホームページのログ分析や顧客分析、DMPの運用などを担当されている。ナショナルフラッグであるJALだけあり非常に注目を集めている、という印象。

 

参考外部リンク:

www.stat.go.jp

 

三代目 リクルートライフスタイル(当時)の原田博植氏。

分析でキャリアを積み、日本最大級のデータ集積を誇るリクルートで、戦略事業を分析でサポートする職務に就いたのち、現在はAI(人工知能)・機械学習の活用やビッグデータ分析を生業とするグラフという会社の社長をやっているとのこと。

 

リクルートのデータ活用はやはり流石の一言(紙媒体だったのが嘘のように、今ではデジタルでも最先端をいっている印象。)その中心にいた人物なので、受賞も納得感がある。定番本となっているデータサイエンティスト養成読本にも執筆をされている。

 

改訂2版 データサイエンティスト養成読本 [プロになるためのデータ分析力が身につく! ]

筆者の動画をYoutubeで見つけましたので、掲載。

参考外部リンク:

note.mu

 |ニュースが少しスキになるノート from TBS

「どんどん色んな言語、いろんな国の言葉、いろんなデータベースの言葉、プログラミングの言葉とかを学んで行っていただけると、ずっと退屈しない!」という話が印象的でした。


四代目 パイオニア 商品統括部情報サービス プラットフォームセンター開発部 鎌田 喬浩 氏

カーナビから取れるデータの活用という意味では以前から取り組みが進んでいるパイオニア。その中心的な人物である様子。ナビから取れる情報を元に、ナビゲーションの最適化に当たっているとのこと。パイオニアは本業が中々厳しい状況ではあるが、MARS時代にこうしたデータ活用力を使ってどう事業を進めてゆくのか注目したい。

 

 データサイエンスが市民権を得るに従って受賞者の方々の活躍の場もどんどん広がっている様子。一時期のバズワード的な状況からかなり成熟してきたように思うけど(一部はバブルがはじけたような状態なのかもとも思うが)、次はどの会社の人が取るのか、興味津々だ。

 

参考外部リンク:トップデータ分析官が激論|日経情報ストラテジー

→データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー受賞者による鼎談コンテンツ。当座AIで何ができるのか、これからAIがどんどん社会に取り入れらる時代に、データサイエンティストに求めらえる役割は何なのかを考える上で興味深い内容。

 

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本当に儲かる株の見つけ方 感想

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アベノミクスによる株高が米中の貿易摩擦などの環境の変化もあって止まって、中国経済の変調や、ブレグジット、シリア難民問題等々で不安定な状況になっている今日この頃、2019年はどんな経済状況になるのか、これから株式投資ってどうやってゆくべきか、はそれなりに興味深いテーマだが、今日はそんな状況にぴったりな本の紹介。

 

有名なコンサルト・投資家の菅下清廣さんの新刊 本当に儲かる株の見つけ方(実務教育出版)を読んでみた。

 

菅下さんのお名前は以前より何となく目にしていたものの、著作を読んだのは今回初めてだったが、非常に興味深い内容で一気に読めてしまった。

 

全体的に示唆に富む本だったけど、印象に残ったのは以下のような点だった。



1点目

米トランプ政権の動向の影響を中心に、当座とこれから予想される国際情勢についてコンパクトにまとめ、株式投資への影響を独自の視点で説いている



2点目

安倍政権の状況を中心とした政治のあり方とそれが株式投資にどんな影響をもたらすのかを独自の視点で解説している



3点目

株価の変動のパターンをわかりやすく解説している(ちなみにそれが経済学で説かれているような定説に沿ったものであることが非常に信憑性を増しているように感じた。)

 

4点目

儲かる株について類型化し、オススメの企業を教えてくれていること(掲載されている企業が、ユニクロ・ドンキからはじまって新進のテクノロジー企業など個人的にはなるほど!・・・と唸るような企業で流石だと思った。ソースネクストなど、新しい発見もあった。)。

 

まさに今の世の中の情勢と、それに応じた投資活動をどうするかを考える上で、非常に役立ちそうだと思った。

 

未来は不確実であり、確実に儲かるというのは無理だと思うが、筆者の世の中を見る視点は、非常に参考になる(2020年に向かってデジタル産業革命を買う相場くる、という予想など。)。

 

こうした本を参考にさせてもらいながら、自分独自の視点を付け加えて儲かる株を探すのがいいのだろう。繰り返し手に取るに足る、なかなか良い本だと思う。

本当に儲かる株の見つけ方目次 

PART1 トランプが変えた世界の仕組み
PART2 安倍三選ではじまった激動の日本経済の行方
PART3 波動理論で読み解く2019年の市場予測
PART4 2019年に勝負するお宝銘柄ベスト25

 

【外部リンク】菅下清廣さんブログ

 

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2019年の手帳はダイソーのスリム薄型A6スケジュール手帳に

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久々の手帳エントリー。


2019年の手帳ですが、昨年同様ダイソーで売っているシンプルなスリム薄型、A6スケジュール手帳にすることにしました。


やはり、薄くて軽いのが最大の理由。


カバンの中に重いノートパソコンと無印良品のA 5ノート・Bluetoothキーボード・本(2冊ほど)・水筒と一緒に持ち運ぶ予定なので、少しでも負荷を下げるために重宝しております。

 

手帳としても、

・年間カレンダー

・年間計画表

・地下鉄路線図

・豆知識


と、最低限揃っているので、昨年一年使ってみて特に不自由は感じませんでした。


ちなみに昨年のものと比べてみたところ、大きな変化はないのですが、紙のはしがねずみ色に縁取られるようになっておりました。

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正直毎年手帳への書き込みは減ってきているのですが、今年は年間の予定を大まかに立てたり、先々を把握するなどの用途で、しっかり活用したいと思っております。


(*蛇足ですが、今年は新元号の話もあり、休日なども注意してゆかなければなりませんね。この手帳にも“この祝日は2018年3月現在のものです。法改正により祝日や休日が変更になる場合があります。”と注釈がありました。)

 

毎年今年意識したいことを1ページ目に書いているのですが、今年は以下のように書いてみました。

 

 

薄い手帳なので、ノートと一緒に手元に置いて自分の分身のように活用したいと思います。以上、2019年の手帳をダイソーのスリム薄型A6スケジュール手帳にした件のご報告でした。

 

ダイソーの手帳関連では続いてこちらもどうぞ: 

システム手帳のリフィルを安く購入する方法

手帳についてはこちらの記事も是非!: 

能率手帳の流儀 みずからの成長と人生の豊かさを求めて 感想