テレアポ本おすすめの16冊紹介中の一冊。世界一やさしいテレアポ&電話営業の本を読んでみた。
著者の赤嶺哲也さんは東京理科大を卒業後メーカーの研究職などを経て営業経験ゼロの状態で教育業界の営業職に従事し、独自の営業スタイルを確立して営業コンサルタントとして身を立てたという方。
セールスコンサルタントとして、ストレス・ゼロで、しかも「クロージングをしない」という型破りのセールススタイルにより、さまざまな業界で営業戦略のプロデュースを行っているとのこと。
本書ではその赤嶺さんが営業経験の中で形作ったテレアポ手法が語られている。
テレアポを行う際のコツは勿論、営業マンが持つべきマインドとは?やテレアポされた際に受け手はどんなマインドになるか?、などの洞察などもしっかり書かれている印象。
今回メモったのはこんな部分。一部を抜粋
P42
(アメリカの営業マンの姿勢から)自分の会社や商品、そして自分自身対して自信と誇りをもって話すことが、営業においてとても大切であると学(んだ)
P49
「よほどのことがなければ、警戒している状態にある相手でも、15〜20秒程度であれば話を聞いてくれる」
P51
「もうちょっと聞いてもいいかな」が最初の目標
P84
営業であるあなたの本当の役割とは、相手(顧客)の状況をしっかり把握した上で相手が抱えている問題を解決するために、または、相手が理想とする姿になるために最適な商品を選んで差し上げるということ
P95 ACSTRAの法則 →シナリオ・マップ(トーク台本)を作るための6プロセス
①Attention 注意を引く
②Confirmation 確認する
③Speciality 特徴を紹介する
④Trust 権威づけする
⑤Reason かけた理由を説明する
⑥Action 訪問を切り出す
P199
「顧客を探す」のではなく、「ふるいにかける」という発想で
テレアポに限定せず、営業の役割そのものについての記述も本質的な内容が書いてある。
トークスクリプトの説明も、上述のACSTRAの法則を利用しつつ、なぜそこでその言葉を使うか、といったことが説得力を持って書かれているように思った。特に効果的な言葉の使い方などは類書に比べてもかなり丁寧。
奇をてらわず、基礎がしっかりと書かれている。それにとどまらず、世界一やさしいとはあるものの、結構深い部分まで言及されているという印象。
テレアポを一から頑張りたい人が最初にじっくりと読み込む価値のあるテレアポ本のうちの1冊だと思う。
世界一やさしいテレアポ&電話営業の本目次
第1章 「テレアポ」で心が折れそうになっていませんか?
第2章 まずは「テレアポ」の間違ったイメージを捨てよう
第3章 テレアポで成果を出すための「営業」のとらえ方
第4章 相手の反応を劇的に変える「ACSTRA」の法則
第5章 話すべきことが見えてくる 魔法の7つの質問
第6章 テレアポを「楽しむ」こころがけ
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