自動車営業でおすすめの本10選中の1冊。
営業の天才 柳井正彦著を読んでみた。副題は本気の言葉が人を動かす。
著者はスバルの奈良の販売会社で活躍し、トップセールスになった後に、様々な会社の営業幹部を歴任された方。
細かいセールステクニックというよりはセールスマンとして成果を出すためのマインドセットについて深く書かれた本だった。
”あるある”から”なるほど深い!”まで様々な事柄が紹介されており、これから頑張りたいという営業パーソンにはおすすめできそうだ。
今回メモしたのは以下のような部分。
P33
どんな時代であっても、セールスにとって大事なことは、お客様の立場で考え、常に、相手に対して何をあげられるかという所に、とことん焦点を合わせ知恵を絞ることではないだろうか。
P 43
説明や説得よりも多くの質問を投げかける方が重要であり、質問から得た情報をもとに的確な仮説を立て、お客様が求める答えを導き出すお手伝いをするのだ
P 45
しかし単にモノを売るだけならそうかもしれないけれどセールスマンの本当の仕事は欲しいと思わせることであったり、必要であると思わせることであったりする。
P 55
どうにもならない問題がひとつだけあるのだ。 それはタイミングである。 タイミングを見極めるということである。
P 71
お客様に商品を勧めるときには、その商品により満足しているお客様自身の姿を想像させるのが一番手っ取り早いのである
P 118
つまり、お客様から自分を見た場合を常に意識していて、より良い印象を与える為に、自分に見合った”理想のセールス像”を自分自身の頭の中で、しっかり確立しているのである。
P 190
(キャンセルを防ぐ方法について)その手段とは契約の後必ず雑談を交わすようにするだけである。
P 214
つまり僕は自分が悩み苦しんでいる時の気持ちのバランスの取り方やいかにしてこのセールスという仕事に自信を持って取り組むことができるかという方法論がセールスにとって一番重要なことだと思うのだ
この他、会社から求められる数字と、もう一方にある顧客満足追求のバランスをどうとるか、等について考察した部分についても参考になった。
繰り返して読む価値のある、骨太な1冊だった。
営業の天才目次
第1章 ちょっとしたキッカケ
第2章 努力に勝る天才はない
第3章 売れるセールスマンが良いセールスマン?
第4章 気を使う人。頭を使う人。
第5章 結果が全て。数字が全て。
第6章 敵は自分自身
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