営業本マニアックス

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髙田明 伝えることから始めようを読んでみた感想

 

ジャパネットたかたの創業者髙田明さんの本、「伝えることから始めよう」を手にとってみた。髙田さんの初の自著で、カメラ店の手伝いから日本一有名な通販会社になり、本人が卒業するまでが綴られている。髙田さんが培ったビジネス感覚が垣間見れてなかなか面白かった。

 

ビジネスをしていると、たとえ実力があっても伝え方がうまくなくて損をすることが多々ある。何を隠そう私もそういうタイプの人間なので(これは語弊があったか。私の場合は実力があるというよりは、正しいことを言っていても伝わらない、ということか。)、この「伝えることから始めよう」は考えさせられることが多かった。

 

 

ビジネスをどう拡大してきたかが興味深い

 

 九州の佐世保の街の写真屋さんから現在の姿まで、一からどうビジネスを作っていったかが興味深い。

 

カメラからどんどん商材レパートリーを広げた部分。通販を始め、全国展開する部分。ハウスエージェンシーを立ち上げる部分。テレビCMで折込チラシの告知をCMでする販促部分などが心に残った。

 

まずは一生懸命にチャレンジしてみて(今を生きる)、ボトルネックを見つけ、全力で改善することの大切さが語られていた。



人に伝わるようにするために意識すべきことが参考になる

 

まずは、分かりやすく伝えることを意識すること。そして相手の視点に立つ(相手がどう考えるかを考える)ことが大切ということや、単純に物を売るのではなく、どう豊かにしてくれるのか、生活提案が大切であるということなどが語られていた。

 

(重要な部分を引用)P196

見る目の我見、見られる目の離見に対し、離見の見は「見せる目」のこととも言える のではないでしょうか。これこそが、伝わるコミュニケーションの極意だと思います 自分勝手に語ったり演じたりするのではなく、常に相手から、客席から見える自分を考える。ブロの伝え手になるためには、これを理解しなければ、芸が完成することはないと思うのです。

 

ライブコマース隆盛の時代のさきがけ

ラジオ通販からテレビ通販まで、顧客にどう伝えるかを真剣に考えて様々な工夫を凝らしてきたことが伝わってきた。

 

これからの時代はデジタル化の進展やコロナの影響もあり、以前にも増してライラコマーズがはやってくることが 予想されるが、そのさきがけに高田さんの今までの活動があることに異論は無いだろう。

 

そういう意味で、今後のデジタルビジネスを考える上で参考になる部分が多かった。

 

少し厚いけどやさしく書いてくれているので、読みやすい(さすがに伝えることのプロが書いただけあり、沁みわたるように伝わってきた。)。書棚に入れて繰り返し読んでゆきたい一冊になった。

 

最後に高田さんがテレビショッピングを始めたの45歳からのことだったという。 私も既に40代なのだけど、かなり勇気をもらえました。私も著者がところどころ本書で強調していた「今を生きる」を実践して頑張ってみたい。

 


伝えることから始めよう

 

伝えることから始めよう目次

第1章 今を生きる
第2章 どんなこともつながっている
第3章 できる理由を考える
第4章 伝わるコミュニケーション
第5章 自己更新

 

補足:本書の中にはところどころ、世阿弥の書物を引用する部分が出てくるのだが、著者は以下のような本も出している様子。こちらも機会があったら手にとってみたいと思う。

 

 

 

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